小上がりの畳コーナーでおしゃれに暮らす　後悔しない畳スペース活用方法

「リビングは無垢フローリングでいいですが、和室も１部屋欲しいです」

「リビングの一角に畳コーナーはできますか？」

　これまでの住宅の居間は「畳」でちゃぶ台、コタツなどで一家団欒をする場所というイメージが強かったですが、最近の住宅のリビングはフローリングであることが多く、畳を敷き詰めることが少なくなりました。

Robinの蜘手です

リフォームでも和室を洋室にする依頼も多く、畳だった部屋をフローリングにする工事は珍しくありません。近年の建築の洋風化に伴い、畳業界は大きな曲がり角を迎えている、そんな話を以前聞いたこともあります。

それでもできれば家のある部分に畳コーナー、また畳スペースが欲しいという要望は少なくありません。和室まではいらないけど、畳の部屋や場所はほしい。

そんな方向けに今回は畳スペースをご紹介しましょう。

リビングの畳スペースの魅力とは？

畳スペースとはガッツリ和室ではなく、部屋の一角などに敷いたスペースで畳コーナーとも呼ばれています。

　畳コーナーは子供を寝かせておく場や遊び場所、少し横になるのに直にフローリングにはちょっと、という方にも畳スペースは魅力的な部位ですね。畳はフローリングと比べて柔らかいことや音が響かないことも選ばれる理由ですが、やはり畳そのものの香りや、癒しも外せない要因です。

リビングに畳スペースなんて本当にいる？？

しかし子供が大きくなった、特に使い道がないといざ作ってみたものの、実際は物置場になっているご家庭があるのも事実。小上がりにすると掃除がしにくくなりますし、畳スペースは広い場所ではないため、狭く感じるのは事実。

「畳スペース作りたいんだけど」

「いいけど、何に使うの？」

設計の際によく聞かれる会話ですが、逆に言えば理由がなくとも作ってみたいのが「畳スペース」の魅力なのでしょう。

そうそう、最近の用途としてテレワークの場所として畳スペースを利用している、テレワーク用にリフォームしたという声は聞きます。

畳コーナーのある家を建てた事例と全面リフォーム事例６選

さてここからのRobinでの実例をご紹介します

S.163子育て夫婦が選んだ平屋の住まい　岐阜県大垣市（注文住宅）

（https://www.e-robin.com/works/custom12670/）

「ゆったりと開放的な空間にしたい」との希望で平屋を建築した実例です。２８坪という限られた空間に家事動線や生活動線を無駄なく設計。

　リビングにはごろりと横になれる場所として小上がりの畳スペースを作り、引き出し収納を設置しました。リビングの中にある畳スペースでは子供が遊び場としても、洗濯物などを畳む家事の場所としても活躍します。

小上がり収納は頻繁に利用するものではなく季節的に入れ替えるものなどが有効な収納です。

S.153　通り土間でつながる 二世帯住宅　岐阜県多治見市（注文住宅）

（https://www.e-robin.com/works/custom9374/ ）

こちらの実例はリビングと繋がった畳スペースの実例です特徴なのはカウンターやTV、PCスペースなど散らかりやすいものを一角にまとめている点です

ダイニングはテーブル、くつろぐのは畳スペースと割り切った間取りになっているので、畳スペースが多少、物に溢れていてもスッキリとした印象を持つ設計です。

リビングと同じ面で畳スペースを設置する場合は、そのままソファなどを置いても違和感なく利用できます風通しもよくオープンに利用できる畳スペースは居心地のよい場所になるでしょう。

S.147回遊できるプラン、家事動線のいい家　愛知県名古屋市（注文住宅）

（https://www.e-robin.com/works/custom9292/）

こちらはリビングに隣接した、和室コーナーとしての実例です上の２点と違う点はリビング内に畳スペースを設置しているのではないところです。小上がりにしていることで引き出し収納もあります。

メリットとしては子供が小さい時は遊び場として利用でき、子供が利用しなくなると趣味室としても利用できることですまた視線的に奥行きを感じられるので空間が広く見えることも特徴の１つ。油断すると物置場になる可能性もありますが、無ければ無いでリビングがごちゃつく場合もあります。

　画像ではわかりにくいですが、１階間取りは全体が回遊できるプランになっており、Robinの設計の特徴がよく出た実例です

S.140　家族への思いやりが詰まった家　愛知県名古屋市（注文住宅）

（https://www.e-robin.com/works/custom104/）

こちらもリビングの中に作った小上がりの畳スペースの実例です

 小上がりの場合、高さは使用目的により変わります。例えば腰かけメインの小上がり和室：35cm～40cm。引出しの容量優先の場合は35cm～40cm 。一段上がった部屋として使う和室：25cm~35cmです。オープンハウスや内覧会で確認してみるといいでしょう。

この実例では40cmで設計しています。畳スペースに腰をかけて勉強や作業、PCなどができるようにカウンターも設置しました。オンラインを利用したテレワークやPCでの確認やちょっとした作業なら十分利用できるでしょう。

ここからはリフォームでの実例です

R.044　夫婦と猫でくつろぐ、断熱・防音性能を高めたLDK　岐阜県岐阜市（全面リフォーム）

（https://www.e-robin.com/works/reform12641/）

建て替えかリフォームかの検討をしたのち、リフォームを選択された実例です全面リフォームの場合は、注文住宅設計より綿密な計画が必要になります。なにしろリフォームした後に構造的に弱くなるようなことや、断熱性能などは悪くなることは避けなくてはなりません

また広いLDK設計も工夫が必要ですが、リフォームの魅力も楽しさも詰まっています今回の畳スペースはオーナー様のご希望でした。カウンターを設置しワークスペースとしても利用できるようになっています

R.023　イメージは北欧、家時間を大切に過ごせる家　愛知県名古屋市（全面リフォーム）

(https://www.e-robin.com/works/reform9679/）

こちらはリビング、ダイニング、キッチンと分かれていた空間を1つにまとめ、家族がひとところで寛げる空間をつくった実例ですスケルトン工事でサッシの入替え、断熱、外壁、屋根までと、全面的に工事を行いました。

耐震性能もアップされるため屋根を金属に変更し、解体後に歪み補正と筋交いの追加など行い強度的な性能を上げました。畳スペースはリビングと隣接させ、広いサッシで明るさを十分取り込むようにしました。何をするにしても利用しやすい畳スペースになりました

ちなみに私の自宅にもリビングに隣接した畳の和室を作りました。当初はゲスト宿泊用の使い方も考えましたが実際にゲストが泊まることなどほぼありませんでした。また子供が小さい頃はよくそこで遊んでいましたが、大きくなると利用頻度は減ってきました。

「じゃ、もう畳の部屋はいらない？」と言われると私は「NO」です

なんだか癒されるのですよね、畳って。疲れた時にゴロリと横になれるスペースがあるだけで疲れも取れる気がするのですが、私だけ？

Robinではまだまだ畳スペース、畳コーナーの実例があります。皆様の参考になれば幸いです。

まだまだたくさんあるので探してみてくださいね

【注文住宅】

S.165　心地良い空間のポイントは窓！スタイリッシュなデザインの家（岐阜県高山市）

S.016　１階は和風、２階は洋風の２世帯住宅　愛知県

S.107　土間のある３９坪の家　愛知県

【全面リフォーム】

R.038　本好きさんの心地よい住まい【中古住宅リフォーム】  岐阜県高山市

R.012　自然光の入る広々LDK【中古住宅リフォーム】 岐阜県高山市

R.011　無垢のパイン材に囲まれた ほっこりナチュラルな家　岐阜県大垣市

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「畳スペースのある家に住みたい」「リフォームで小上がりの畳コーナーを作りたい」という方はお気軽にRobin一級建築士事務所までご相談ください。もちろんご相談は無料です

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