
既存の間取りでは北側にあったLDKを一番日当たりの良い南側に再配置しました。「開放感のある空間にしたい」という奥様のご希望でキッチンはオープンスタイルに。大きな2つの掃き出し窓からはたくさんの自然光が入り、暖かく過ごしやすいリビングになりました。またご、脱衣室からすぐ隣のリビングからつながる日当たりの良い一画に部屋干し出来るスペースを確保しています。
「将来の老後の事も見据えたリフォームがしたい」というご希望もありましたので各所でバリアフリーに配慮しています。トイレなどの水廻りは1階のご夫婦それぞれの個室からすぐアクセスできる位置に配置。主だった建具には引き戸を採用し、新設したトイレは広めにスペースを確保しています。廊下の動線は移動がしやすいように幅を広めに設定しました。ご夫婦それぞれの寝室は行き来が容易に出来るように、隣接している壁に引き戸を設けています。
築48年の母屋は間取りや住宅設備、性能面など様々なお悩みがありましたので構造を丁寧に調査して施工を行いました。建物に必要な強度が保てるか確認し、壁や柱を抜いて広い空間を作っていきました。不安がある箇所には一部補強用の梁などを足して強度を上げています。階段は急勾配だったため段数を増やし勾配を緩やかに。寒さについては天井・床・壁と断熱材を入れなおし、サッシはすべてLow-eガラスに交換したことで断熱性能を向上させています。
お客様からは「ロビンさんとの打ち合わせがとても楽しかった。完成したのは嬉しいけど少し寂しいです。」とお言葉を頂けました。リフォームを楽しんで頂けた事が私たちロビンにとってもすごく嬉しいです。今後も末永くお付き合いさせて頂ければと思います!