中古物件リフォームで大切なこと　費用や流れをご相談！　　

新築を建てようと思いたった際、立地が限られていたり、思ったより費用が掛かったりとなかなか上手くいかない。そんな悩みをお持ちではありませんか？　近年、中古物件を購入しリフォームされる方が増えいています。費用を抑えつつ、新築に比べて土地の広さや交通の便など、選択肢を大きく広げることができるからです。

今回のコラムは、あまりこだわりはないけれども最低限必要な工事内容が知りたい方や、後悔なく住宅を手に入れられたい方へおすすめです。中古物件リフォームが気になり始めた段階から、リフォーム完了した後のアフターサービスまで、分かりやすく解説いたします。

中古物件リフォームのメリット・デメリットや絶対に外せないリフォーム工事について知って頂ければ幸いです。

中古物件リフォームのメリットデメリット

そもそも、中古物件リフォームを選ぶメリットとは何でしょうか。新築と比べて良い点と悪い点を比較してみました。

中古物件リフォームのメリット

１費用が抑えられる

中古物件を仮にフルリフォームした場合でも、土地代と基礎の部分の費用が浮くケースが多いです。その分、壁材や塗装など、お家の寿命を延ばす部材に注力できます。また、間取り等を大きく変えずに傷んだ部分のみの補修を行えば、新築に比べ大きく費用を抑えた形でマイホームを手に入れることが可能です。

２住み始めてからどこに手を入れるか考えられる＝後悔しない

賃貸のマンション住まいから戸建へ移り住んだ時、様々な点で勝手が異なると感じるかもしれません。住んでみて初めて気付くこともあるでしょう。新築を建てる時は想像力が欠かせません。新しい生活のイメージがぼんやりしていると、後々使わない設備を購入してしまう場合も。住み始めてからのリフォームだと、その点安心です。必要な箇所のみを少しづつリフォームしていけば、不要な設備に資金を割くことがありませんので、後悔が少ないと言えます。

３立地の選択肢が広がる

新築を建てる場合、分譲地や売地、建売住宅などを探されることだと思います。もちろん人気のエリアに空きが出ればすぐに買い手がついてしまい、なかなか希望通りというわけにはいきません。かといって売り物件の古い住宅を解体して更地にし、そこへ新築を建てるというのは、費用面でなかなか手が出しづらいのも事実です。その点、中古物件リフォームであれば、費用を抑えて人気のエリアに移り住むことができるかもしれません。

中古物件リフォームのデメリット

１費用総額が新築より高くなる可能性

中古物件の傷み具合や、築年数によっては、大きく手を入れる必要があります。仮にお見積の合計金額が高くとも、内容をきちんと説明してくれる業者を選びましょう。耐震工事や雨漏り補修、シロアリの浸食など、後々必ず必要になる工事がございます。そのような工事を省略し金額を安く出せば、書面上は安くとも後々かかる費用総額は他社より高くなるかもしれません。他社とお見積の項目が異なる場合は、なぜその工事が必要かを尋ねてみましょう。他社が見落としている工事を指摘できる、優秀な目を持ったリフォーム会社かもしれません。また、長持ちする良い部材を中心にご提案している可能性も。信頼できるリフォーム会社で、必要な工事をしっかりと見極め、中古物件を吟味していきましょう。

２こだわりを我慢すると後悔することも

こだわりがある場合は、事前に担当スタッフによく相談するべきです。耐震工事や外壁塗装など、間取りや外観に関わるリフォームは一度行ってしまうと、後から変更したくとも費用がかさむ場合が。せっかく修理した場所を取り払ったりする必要が出てくるかもしれません。広いキッチンが良い、オシャレな外観がいい等、希望がある場合は施工前によく検討する必要があります。リフォーム会社の設計士とよく相談し、将来工事が重複しないようにすることが大切です。

中古物件リフォーム全体の流れ

中古物件購入からアフターメンテナンスまで対応可能なロビンより、後悔を最小限にする全体の流れをご紹介いたします。

１まずは不動産対応可能なリフォーム会社を見つける

費用と時間を節約するためには、不動産対応可能なリフォーム会社に相談するのが一番です。不動産、ローン、補助金など、調べたり決めるべきことは山のようにあります。新居に住み始めるタイミングによって税金などが大きく変わることもあり、複数の業者を渡り歩きながら工事の期間などを細かく調整する必要があります。お仕事をされながら新居を検討される場合、なかなか相談の時間が取りづらいことも。そんな時、知識が豊富で、全体の相談ができるワンストップの業者だと、安心してお任せすることができます。

２資金相談！　補助金やローン、保証期間などについても相談を

中古物件購入費用やリフォーム費用など、方々を走り回って自分で計算するのはとっても大変。不動産とリフォームを同時に対応できるロビンであれば、ご相談窓口を一本化！　お客様のご不安を、不動産スタッフと設計士が一緒に解消いたします。補助金や税金の対策だけで数百万円以上変わるケースもあり、その分をリフォームや将来の修繕費へあてることができます。また、お家をリフォームした後も大切。その会社がどれだけ長く保証をしてくれるかは、確認しておいた方が良いでしょう。リフォーム会社は言わば、人間でいうところのかかりつけ医みたいなもの。将来何かあった時に、気軽に相談できそうかどうかを見極めることが重要です。

３売り物件を探しましょう！

売りに出されている物件を、担当スタッフと一緒に見て回りましょう。日当たりや交通のアクセスなど、中古物件であれば見るべき点は賃貸とほぼ同じ。新築と異なり、既に建っている家を見ながら検討できるので、住み始めてからのイメージがわきやすいところがポイントです。また、手を入れる必要がある部分をプロの目線でアドバイスいたしますので、予算を検討頂く上でも重要なところです。ロビンではご紹介できる物件のほか、お客様が探された物件をもとにご相談させて頂くことも可能です。お気軽にお問合せ下さい。

４修繕が必要な箇所をピックアップ

何にどこまで手を入れるかを相談しましょう。こちらについては、後述にて少なくとも手を入れた方が良い点をまとめてご紹介いたします。もちろんフルリフォームという手段を取れば、ほぼ新築同然の住居を手に入れられます。しかし、住みながら少しづつ、という場合は、住むために最低限必要なリフォーム内容を確認しましょう。物件の傷む具合によって変わってきますので、予算と一緒に相談されてみて下さい。

５工事期間といつから住み始められるかを確認

リフォーム内容が決まり、いよいよ契約間近。その前に、いつまでの工事で、いつから住み始められるかを相談しておくといいでしょう。お引越しの手続きや準備にも時間は必要です。新しい家具を探されることもあるでしょう。現在住まれている住居の家賃を無駄に払うことが無いようにすることも重要です。ご不安な点がある場合は、ぜひ担当スタッフに頼ってください。

６ご契約後のご対応と、アフターメンテナンス

ご契約が完了し、お家のリフォームがスタートします。工事が完了し引渡し後には、新居での生活がスタートです。しかし、住み始めてみて初めて分かる不便さや、修理したい点が出てくる場合もございます。決してあってはならない事ですが、もし仮に施工不良などがあったとき、とても嫌な気持ちになってしまいますよね。施工自体は問題なくとも、トイレや食洗機、IHクッキングヒーターなど、製品自体の不具合が後から発覚することも。そんな時、迅速な取り替えや保証があると安心です。その点、ロビンでは保証も充実していますので安心です。追加のリフォームや、細かい不具合もまとめてご対応いたします！

ここだけはやっておきたい！　プロが教える最低ライン

まずはプロによる建物状況調査を

建物状況調査のことを、インスペクションと言います。建築士の資格を持つ担当者が、目視や計測などにより、建物の劣化・不具合が発生していないかを調べます。インスペクションを行う専門家は、「既存住宅状況調査技術者」（Robin建築士が登録しています）のみとなっています。インスペクションは正しい知識を持った専門家が住宅の問題点を見つけるだけでなく、長期優良住宅化リフォーム補助金の必須項目でもあります。お家の状態を知るためにも、事前にしっかりとした調査を行いましょう。

リフォームの大前提、耐震性

日本では大地震が起こるたび、建築基準法が見直されてきました（国土交通省HPより）。基準が変わるごとに、日本の住宅は強く、丈夫になっていきます。

いちばん大きな転換期となったのが、２０００年基準。阪神淡路大震災により、多くの住宅が倒壊しました。当時の新耐震基準でも倒壊した家屋が多くあったことから、大幅な見直しが行われました。２０００年以前に建てられた住宅と、それ以降では耐震性が異なります。ロビンでは耐震強度を計算し、２０００年よりもさらに昔に建てられた住宅でも補強工事を行っています。東海では特に南海トラフの危険性が高まっていることから、リフォームをされる多くの方が住宅に最新の耐震性を希望されます。国の基準を順守するだけでなく、人命やご自宅を守るためにも、耐震工事は欠かせません。

耐震性や生活にも影響！　住宅の雨漏り

中古住宅で注意したいのが、雨漏り。屋根の雨漏りだけではございません。住宅内部結露や、壁材の劣化が雨漏りに繋がるケースも。雨漏りを放置していると、カビなどの発生によるシックハウス症候群だけでなく、耐震性にも影響が出てきてしまいます。濡れて湿気った木材は、腐食菌やシロアリの格好の餌食に。クロスや壁材、床板の裏側で、徐々に住宅を侵食していきます。天井のカビや水が伝った跡、ふわふわする床板は要注意です。ただ悪くなった部分を取り替えるのではなく、雨漏りが発生してしまった原因を根本的に解決する必要があります。設計士と一緒に、住宅の隅々まで確認をしましょう。そして問題があった場合は、必ず対策をお願いします。

水廻りのリフォーム

水廻りのリフォームは、生活の利便性に直結します。トイレ、キッチン、洗面台、お風呂は、生活していくうえで毎日使う場所。少しでも気になる点が目立つようなら、他のリフォームと一緒に行った方がよいでしょう。お風呂の断熱性やトイレのタンク等を最新のものへと換装すれば、月々の光熱水費を抑えることにもつながります。洗面台やキッチンはお手入れのしやすさや収納が命。家族構成や生活スタイルに合わせたものを選びましょう。

物件に応じて必要あればリフォーム

床の軋みや扉が閉まらないなどの問題があれば、一緒に修理をご検討ください。今まで解説してきたものに比べると優先度は低いですが、生活のしづらさに繋がります。作業員の工賃などの面から、後から修理するより一緒に修理した方がお安く済みます。

壁紙も必要あれば交換しましょう。日焼けや剥がれなどが見られる場合、糊やクロス自体が劣化しているため、数年でさらに広がる可能性大です。人の目につくところや、気になる場所はまとめて変えましょう。クロスは大判なので、余ったクロスを使って狭い範囲を張替えできるケースも。トイレなどの壁紙は防臭・抗菌タイプに張り替えることで、においや黄ばみを抑制することができます。

可能であればやっておきたいリフォーム

断熱リフォームは光熱費に直結するため、予算が合えばやっておいて損はありません。比較的低価格で施工可能な二重窓の工事だけでも、体感温度は変わります。本格的な断熱工事は壁の取り替えなどが必要なため、耐震補強などで壁を取り払う場合はご検討されてみて下さい。幹線沿いなどの住宅で、防音も兼ねて断熱工事を希望される場合は、防音効果も高いセルロースファイバーの断熱工事がおすすめです。

地域や立地によっては防犯対策を希望される場合もあるかと思います。防犯窓や、玄関ドアの交換などが効果的です。門扉にインターホンを設置する場合なども、ご相談ください。歩いた時に音が出る防犯砂利を、庭や壁際の通路などに敷き詰めるのも効果的です。

シロアリ対策は、やっておくと安心です。中古の住宅の場合、何かのきっかけで水などが漏れたりしたときに、シロアリが寄ってくる可能性があります。事前に対策しておくことで、被害を最小限にとどめることができます。

ワンストップの業者に頼むとお得

不動産からリフォームまで、一つの窓口で対応できる＝ワンストップ業者と相談すれば、時間の節約と手間の省略に大きく寄与します。また、不動産や中古物件取得費用とリフォーム費用を一括でローンを組める場合があります。返済費用と相談しながらある程度まとめてローンを組めば、浮いた費用で追加工事を行ったり、新しい家具などへ使うことも可能です。豊富な知識を持ったスタッフが対応いたしますので、是非お気軽にお申し付けください。

施工事例

R.067　旅行気分！ホテルライクな家【中古住宅リフォーム】 岐阜県岐阜市

R.012　自然光の入る広々LDK【中古住宅リフォーム】　岐阜県高山市

R.008　開放感のあるリビングの家【中古住宅リフォーム】岐阜県下呂市

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リフォームローンと住宅ローンを徹底比較！金融機関別金利比較表あり

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まとめ

今回は費用を抑えた中古物件取得リフォームでの注意点をお伝えいたしました。新築で土地を探したものの、いい場所が見つからないなど、近年中古物件リフォームは大変活況です。ですが、最初に相談するリフォーム会社を誤ると、途端にハードルが上がってしまうのも実情です。ぜひ、ワンストップ対応が可能なリフォーム会社にて、理想のマイホームをご検討ください。

（文責　坂田　陵）