
リビングはそれぞれの世帯用に2つありましたが、キッチンやお風呂、トイレなどは共有で使用し2世帯で住まわれていました。今回のリフォームでは十分な広さのある1階にそれぞれの世帯のLDKを設け、玄関の配置を変更し水廻りを共有で使いやすい動線を整えました。
南北に長い長方形の住居で東側中央に玄関があり、北側が事務所+物置で南側がプライベートな住居として使用されていました。今回の計画では1階をすべて住居スペースとして整えるため、玄関を北側に配置。南北に沿って廊下を設け、廊下に沿ってお風呂・トイレ・洗面脱衣を配置、どちらの世帯のLDKからもアクセスしやすいようにプランしています。東側にはお母様のLDKを設け、南側には鉄骨造の特性を生かし若世帯のLDKを広く確保しました。
若世帯のLDKは空間に広さがあるからこそ、のっぺりとしてしまわないようにプランする事を心がけました。例えばTVボード上部には木部で造作し黒い枠を設け、壁面にはタイル調のアクセントクロスを貼っています。また、LDK西側には棚とハンガーパイプの収納を造作し、扉を設けてす隠すことができるようにしました。空間が広いからこそ日々使用するものをすっきりと収納できるように気を配っています。キッチン周りもゴミ箱の収まりやパントリーの配置などに気を配りました。また、階段下の空間を利用してルンバの家も造っています。