2026年5月 計画は悲観的に、行動は楽観的に
GWも明け、すっかり初夏の陽気になってきました。沖縄地方ではすでに梅雨入りをしたようです。世界では色々なことが起こっていますが季節は変わらず巡りますね。Robinの蜘手です。
さて、住宅業界に激震が走っています。イラン、イスラエル、米国の争い、ホルムズ海峡封鎖に起因するナフサ問題です。
3月後半から弊社も仕入れ先各社から、各商品の受注停止、納期遅延、値上げの連絡を矢継ぎ早にいただいています。現場では即時対応を余儀なくされており、特にシンナー、油性塗料、コーキング材(シーリング材)といった石油化学系の製品については、深刻な状況になっています。
それでもなんとか現場を円滑に施工し、完工までこぎつけるため、協力会社の皆さまとともに最大限の努力をしているところです。
報道では中小企業の苦戦が伝えられています。実際に中小工務店が5月以降の新築着工目処が立たない、という話はかねてから耳にしていました。しかし先日、日本を代表する某ハウスメーカーと話をしたところ秋以降の着工に影響が出ると言っていました。資本規模が何百倍も違うはずの超大手と、私たち中小との差が、わずか数ヶ月しかない。このことに、正直驚きました。
影響は住宅業界だけではなく、医療現場では医薬品や医療機器の供給不安が広がり始め、観光の分野でも、燃油サーチャージの上昇や航空便の運航見直しを通じて、インバウンドの動きに変化が出てきています。飛騨高山でも、この夏の観光動向は注視が必要な局面に入ってきたと聞きました。ひとつの地政学的緊張が、住宅資材、医療物資、そして観光客の流れという、まったく異なる三つの領域に、ほぼ同時に波紋を広げています。
どの企業でも、プランAからプランCまでを綿密に計画されていると思います。弊社でも日々アップデートしながらプランを執行していますが、中長期的な解決策は正直まだ見えていません。今はバックヤードを充実させ、現場を止めないこと。この短期的、超短期的な対策に集中しています。
「いやはや、面倒なことになったなあ」と当初はニュースを見ていましたが、過去の有事を思い返してみました。
2014年の増税時、当時売上の7割を占めていた新築事業の受注が5割を切りました。その時はリフォームへ主軸を戻し、名古屋にはメンテナンス部隊だけを残して、営業の主戦場を岐阜県に集約しました。あの時は本当に苦しかったです。いま思い返しても大きな決断でしたが、その後、売上は当時の2倍以上になりました。新築という大きな柱を失ったからこそ、リフォームという次の柱を太くせざるを得ませんでした。手放したからこそ、得られたものがありました。
2020年のコロナ禍では、組織のあり方そのものを見直しました。「社長は社員と現場のそばにいるべき」との考え方から、高山と岐阜、それぞれに取締役社長を置く組織に再構築しました。
現場でさまざまなことが同時進行で起きていたあの時、組織の骨格を作り直しておいたことが、今になって太くなってきました。外部環境が揺れても崩れない骨組みは、穏やかな時期には決して作れないと確信をしたのも、コロナ禍で得た学びです。
しかし今振り返ると「ピンチをチャンスに変える」のではなく「ピンチとチャンスは、同時にやってくる」のではないかと思います。変えるのではなく、同じ出来事の裏側に、最初からチャンスが貼り付いている。そう捉えるほうが実感に近いのです。この困難と同時にやってきているものは、いったい何でしょうか。やれることを粛々とやり、準備を整え続ける。そして行動し、前へ進み続けること。
計画は悲観的に、行動は楽観的に。Robinはどんな時も前を向いて成長していきます。
最高経営責任者 蜘手 健介
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