(12)エアコンと夏風邪と心の病気(2026.6.22)
青森・八戸市の佐々木さんとは、もう長い間ゴルフをご一緒させて頂いている。
出会った頃はバリバリのシングルで、自信満々でショットと打っていた。それが15年ほど前だろうか、宮崎のフェニックスCCで、右のセカンドショットを右の林へシャンク。そこからそのラウンド中、ずっとシャンクが続いた。
「今日は不調でしたね」
「いやー、シャンクが止まらなくて」
一笑していたのだが、それ以来「シャンク病」にかかってしまったのだという。以来、アイアンを持つのが不安で、スイングのバランスまで崩れてしまった。今はラウンドするとシャンクが出ない時も出そうにない時もあるのだが、
「シャンク病は治りましたか?」と聞くと
「出さないように必死にやってます。ゴルフはメンタルですね、シャンクは心の病気です」といつも明るい。
シャンクはできるだけ早く克服したほうがいい。私の師匠の言葉である。
さて、私は季節の変わり目が苦手だ。寝つきも眠りの深さも浅くなり、体調も崩す。今年も、寝苦しいなと思いエアコンをつけっぱなしで寝たら、早速夏風邪をひいた。深刻でもなく、しかし絶好調でもない、あの中途半端な不調である。今年こそはと思っていたが、無理だった。
(エアコンの設定温度がわからない)と思った私は「夏、エアコンの設定温度は何度ですか」と、聞いてまわった。
答えは見事にバラバラだった。27℃、24℃、中にはエアコンなど必要ないという猛者もいた。そりゃそうである。エアコンの年数にもよるし断熱性の違うもある。
55歳になるまで気づかなかったのだが、重要なのは設定温度ではなかった。室温と湿度である。
同じ26℃設定でも、部屋の広さも、日の当たり方も、扉の開き方も違う。設定温度は「こちらが操作しているつまみ」にすぎず、身体が受け取っているのは室温と湿度のほうだ。
そこでAmazonで温湿度計を何個も買い、ありとあらゆる場所に置いた。その結果、この季節の私の最適解は26℃だと分かった。(季節が変われば、また変わるのだと思う)
そんなエアコンの設定温度と格闘していた頃、ジムのトレーナーから「睡眠スコア」なるものを聞いた。ガーミンの時計をつけたまま寝ると、睡眠の質を点数にしてくれるという。ゴルフ用に持っていたので、さっそく試してみた。最高で65点、悪い日は30点だった。
面白くなって、「睡眠の質を上げる」ためにネットで勧められていることを一通りやってみた。
結局、スコアは、大して変わらなかった。そのうち、いちいち寝るために日中の過ごし方を変えるのも(何やってんだ)と感じて、測定も一週間ほどでやめた。
そんな折、かかりつけの医者に行った際、聞いてみた。
「睡眠の質を上げる薬はないですか」
「睡眠薬か導入剤ならありますよ」
「いや、そんなガチのやつじゃなくて」
「あ、漢方で心が落ち着くのがあります。出しておきましょうか」
処方箋をもらい、近くのドラッグストアへ行った。番号を呼ばれてカウンターに行くと、娘より若く見える女性が応対してくれた。
「今回は久しぶりのお薬が出ていますね」
「はい」
「このステロイドの軟膏は痒み止めですが、どこか痒みますか」
「日焼け止めを塗ると、たまに」
「そうですか。あと、今回は新しいお薬も出ていますね」
「あ、はい」
「この漢方は、不安や心配なときに心を落ち着かせるものです」
「は、はい」
「何か、心配なことや不安なことがおありですか」
「あ、、、はい。毎日、不安と心配だらけです」
「お大事にしてください」
気づかなかった。心の病気なんだろうか。
漢方は飲むのを忘れてしまいがちで効いているかどうかわからないが、夏風邪が治り室温26℃に維持をするようになったら夜も快眠できるようになった。
やれやれ。
最高経営責任者 蜘手 健介
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