(50)趣味、収集品、価値観(2026.3.16)
先日、他界した父の衣服や遺品、家具などを整理・処分した。晩年、少しずつ「断捨離」をしていたとは聞いていたが、実際に処分するとなると想像以上の量だった。
生前「興味を持ったものは広く浅く」と言っていた父(私もその遺伝を引き継いでいる)は趣味らしい趣味を持った人ではなかった。あるとしたら帆船の木製模型だろうか。
父は「引退したらゆっくり木製模型の帆船を製作したい」と言っていた通り、部屋には完成された「カティサーク」が飾ってあった。また未完成、製作途中の帆船もあった。
それより旅行やゴルフなどの時間を楽しんでいたように思う。
昨年のJackアカデミーにて
「経営者たるもの、50歳を超えてお金のかかる趣味や収集品を持っている人は粋である」という話をした。若い時にはできなかったが、歳を重ねた今、それも人生を楽しむひとつのエッセンスになるという話だったと記憶している。
それを受けてカプライ社の大浦社長は、たまたまお知り合いになった画家の作品に興味を持ち、絵画を購入したという。とても気に入ったので次の作品も依頼したのだとか。伊豆の高村社長はファンである清水エスパルスの選手のサイン入りユニフォームをオークションで落札。気になるものが続き、購入予定もあるという。
知人にヴィンテージジーンズを収集している経営者もいる。一本数万円から、価値あるものだと百万円以上するものもあるという。50歳を超えてバイクに夢中になっている人もいる。気がついたらガレージに8台あったと笑っていた。
私は最近、ひょんなことから日本刀に興味を持ち始めた。刀剣店や展示会へも足を運んだ。岐阜の関市は刃物の街である。たまたま刀鍛冶の方と知り合う機会を得て、今度、鍛冶場へ伺うことになった。古刀を手にするのは難易度が高いが、まずは手頃な価格の新作刀から手に入れてみるのもいいかもしれない。
何にお金をかけるかという価値観も人それぞれだ。ある経営者は美味しい食事にお金をかけると言っていた。ワインやウイスキーも年代物になると一気に金額が跳ね上がる。アルコールを嗜まない私にとってワイン一本数十万、数百万というのは理解し難いが、本人にとっては何ものにも代え難い価値なのだという。予約困難店に一年も前から予約を入れ、その日を楽しみにするというのも、今どきの大人の楽しみ方だと思う。
私はビジネスホテルが苦手だ。選択肢がなければ宿泊するが、できればホテルはしっかりと選びたい。「寝るだけだから」と価格重視の人もいるし、サウナなど設備や客層で選ぶ人もいる。好みはさまざまだ。
余談だが、宮崎で定宿にしていたシーガイア(フェニックス・シーガイヤ・リゾート)は、2025年にセガサミー社から米投資ファンドへ売却され、マリオットボンヴォイのフランチャイズから離脱した。それを機にマーケティングもターゲットも変化し、しっとりとした大人の客層からファミリー・大衆路線へとシフトした。アジア系団体客も多く、活気があると言えば活気があるが、ラウンジの利用やサービスも縮小しており、以前の居心地とは様変わりした印象だった。高稼働・大衆化は時代の流れか。定宿を失って残念だが、宮崎で新たな宿を探すのも楽しみといえば楽しみである。
人生は一度きり。やりたいことを全部やりたいと思ってきたが、海外旅行は若い頃よりテンションが低くなった。以前は寸暇を惜しんで行きたい場所、見たいものをめがけて飛んで行っていたが、今は数時間のフライト、言葉の壁、時差や体力のことをつい考えてしまうようになった。
現在、興味があるのは国内の秘湯巡りだ。時間を見つけて、あるいは出張の隙間に秘湯へ立ち寄るのがとても面白い。興味ある方はぜひ「秘湯を守る会」を調べてみてほしい。
最高経営責任者 蜘手 健介
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