(50)イランとプルデンシャルと白鳥の湖と(2026.3.23)
イランと米国とイスラエル:世界のガソリン価格が上昇中
2月28日、米軍とイスラエル軍はイランの最高指導者ハメネイ師の私邸に精密誘導爆弾を投下した。居住棟が完全に倒壊し、煙が上がる様子が世界中に報じられた。イランはその報復として近隣諸国の米軍拠点を爆撃、さらにホルムズ海峡の事実上の封鎖を断行。これにより世界の原油供給が滞り、エネルギー価格が高騰した。
日本では昨年末に暫定税率が廃止(軽油は4月1日から)され、ガソリンスタンドの電光表示を見るたびに「安くなった」と思っていた矢先、1リットル200円を超す勢いで急上昇。これを受けて日本政府は備蓄放出を決定し、ガソリン価格補助を再開することになった。
イランという遠い国の出来事だが、私たちの生活への影響は計り知れない。参考までに3月21日現在のレギュラーガソリン価格(都道府県平均)を見ると、最高値は山形県の189円、最安値は埼玉県の171円。その差は18円である。ちなみに世界に目を向けると、産油国イランは約5円〜10円と世界最安圏。一方、高福祉の財源として高課税を維持するノルウェーは約350円〜380円。さらに驚くべきは香港で、約400円〜450円にも達する。50リットル満タンにすれば2万円を超える計算だ。
プルデンシャルの不正発覚
プルデンシャル生命において、1991年から2025年にわたり社員・元社員107人が、計31億円以上を詐取・不正受領するという前代未聞の不祥事が発覚した。該当顧客は550名とされるが、その後さらに300件の相談が寄せられており、被害拡大の可能性がある。エリート集団のイメージが強い同社に対し、厳しい行政処分が下されるのは必至だろう。
弊社も一本、同社の保険を契約している関係で、先日、担当営業から連絡が入った。 「世間を賑わせている不祥事の件ですが……」 「そんなことより、俺が預けている1億円、あれどうなった?」 冗談で返すと、「いや、預かっていません! お願いです、そんな冗談は口にしないでください」と泣きが入った。
ちなみに、赤坂のプルデンシャルタワーが立つ場所は、古くは2・26事件の反乱軍指揮所となった料亭「幸楽」があった地だ。1945年の東京大空襲で全焼し、撃墜された米軍B-29が墜落した記録もある。1960年には「ホテルニュージャパン」が開業。その3年後の1963年、地下の「ニューラテンクォーター」で力道山が刺され、1週間後に死亡した。1979年に横井英樹氏が買収したが、1982年に寝タバコが原因で火災が発生、死者33名を出す惨事となった。その後、権利関係の複雑さから14年も放置された末に建てられたのが、現在のタワーである。 組織ぐるみの不正といわく付きの土地。さて、プルデンシャル生命の今後はどうなることか。
大混雑の品川駅でみた白鳥の湖
仕事を終え、常磐線で品川駅に向かっている最中、遅延と運転見合わせのアナウンスが流れた。横浜方面での人身事故が原因らしい。上野駅で山手線に乗り換えたが、ラッシュ時ということもあり車両はすぐに満員となった。
品川駅に到着し、やっとの思いでホームに降りたが、そこから一歩も動けない。京急線なども含め、多くの路線が運転見合わせとなったため、駅構内は凄まじい混雑だった。改札へ向かう人と、改札から入る人の波がぶつかり、身動きが取れない。その混沌とした人の流れの中で、白い服を着た女性二人が、人混みに押されてか、くるくると回転しているのが見えた。「大混雑の品川駅で白鳥の湖かよ」と癒される余裕もなく必死に改札に向い、そこから駅を出るまでに要した時間は40分。東京は、やはり恐ろしいところである。
最高経営責任者 蜘手 健介
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