(29)おじさんの話題3選(2025.10.27)
夜寒の候。
この時期の東海北陸自動車道の紅葉は見事で、つい速度を緩めてしまう。毎年のことながら季節の移り変わりの美しさを感じる。
そして紅葉を眺めるたびに「若い頃は景色を見る余裕も気持ちもなかった」と思う。しかし感傷に浸っている間にも聞こえてくる冬将軍の足音。飛騨では慌ただしい冬支度が始まるものもうすぐ。
先日、ゴルフのラウンド中での話題。
「今年は秋がなかった。いきなり寒い」
夏のラウンドではハーフパンツを着用するが、目安として最高気温30度までだと体感している。
今年は10月に入ってもハーフパンツでプレーすることができたが、半ばに八丈島を台風23号が通過したあたりから一気に気温が下がった。10月後半に箱根、川奈でプレーした時の朝の気温は6度。セーターを着込んでも寒いくらいだった。三十六歌仙の一人である藤原敏行は
「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」と歌ったが、日本はこれからも美しい四季の移ろいを見せてくれるのだろうか。それとも秋のない三季、春秋のない二季の国になってしまうのだろうか。
「線状降水帯ってスコールですよね。」
その通りかもしれないがプライドの高い日本人は、日本が亜熱帯気候になったとは認めたくないだろうな、と思った次第。
「大谷、すごいですねー」
MLBはプレーオフの最中、ドジャースの大谷選手が人間離れをした活躍を見せている。大したもので、大谷選手を追っかけている人はほぼ間違いなく「ドジャースファン」になっていて、やたら詳しい。それも特にシニアに多い。
先日も新幹線の隣に座った人がスマホを見てぶつぶつ何かを呟いているなと、画面を見たらドジャースの試合のテキスト版を見ていた。
ちなみに私は大谷翔平ニュースに食傷気味である。NHKのポッドキャストを好んで聞いていたが、内容の半分がスポーツニュースで、その大半は大谷関連で辟易してしまった。
少し前の話だが大谷翔平が伊藤園のアンバサダーに就任し「おーいお茶」のラベルに描かれた時、一時的に「おーいお茶」が品不足になったという。自動販売機にいた伊藤園の営業に、そのことを話したら「はい、本当の話です」と言っていた。
「日本人、ちょろいな」と伝えたら苦笑いしていた。ま、どうでもいいが。
「熊、やばい」
全国で、市街地や郊外に熊が出没し、人に被害が及ぶ事案が増えている。熊の被害や出没のニュースを見ない日はないくらい。時に東北地方では「日常」になりつつある。
 「山で出会ったら怖い」ではなく、「スーパーで出会ってもおかしくない」レベルだと言っていい。
冬眠前で食欲旺盛な時期だからか、それとも環境変化のせいか。識者によれば、一度人を襲った熊は、人を“餌”として認識してしまう可能性があるという。
なんと恐ろしい。ゾンビが街にあふれる海外ドラマがあるが、今や現実の日本でも、熊がうようよと人間をハンティングする時代が来るのだろうか。
まさかの“ベア・ハザード”。笑えないな。
そんな話をゴルフのラウンド中、おじさん同士で話していると若いキャディが笑っていた。理由を聞いたら
「おじさんの話題って皆さん、同じだから」らしい。同年代は気楽でいい。
					最高経営責任者 蜘手 健介
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