(2)ルールと手段 行動と結果(2026.4.13)
昔、講演で聞いた話。横断歩道の事故は、歩道が青で渡っている時に起こることが多いという。つまり青信号になって渡るのだが、車道が赤なのに突っ込んでくる車がいる。青信号は手段であって、安全に渡れるかどうかは自分で判断しなくてはならない。ルールの本質とはそういうものだと感じた。
自転車の法律改正が4月1日から施行された。年間約7万件とも言われる自転車関連の交通事故を防ぐ目的なのだろうが、近所の用事は自転車で済ますことが多い私にとって、慣れるまではとても厄介だ。田舎では酒を飲むから自転車で出かけるという人も少なくない。
そもそも自転車の乱暴な運転については近年、その声を聞くことが多くなった。体感だが、ウーバーイーツのような宅配業者が増えてからだと感じている。(相関性に根拠があるわけではないが。)
先日、早速、車道を走っている自転車と車が軽く接触している現場を目撃した。
(自転車が歩道を走っていれば、こんな事故はなかったのに)と思った。
もし法律改正で前年より事故が多くなったら、どう引っ込めるつもりなのだろうと邪推をした。努力義務、自己責任の枠内ではいけないのだろうか。
ルールは社会情勢や時代によって変化する。手段と目的をしっかり理解しておかないと、社会に流されるようになる。
4月早々、新入社員の「超早期退職」が話題になっている。
ある退職代行サービスには、今年4月1日からの1週間で約90件の依頼があり、前年同期の約2倍。うち2割が新入社員で、入社初日の昼休みに依頼をするケースまであったという。最も多い理由は「労働条件と実態が違った」らしいが、入社して数日でその判断はないだろうと思う。
退職代行とは、本人の代わりに業者が会社に退職の意思を伝えるサービスのことだ。業者によってはLINEで申し込めば翌日には会社に連絡が入り、本人は出社も電話もしないまま退職が成立する。弁護士が運営するもの、労働組合が運営するもの、民間業者が運営するものがあり、交渉できる範囲が法的に異なる。民間業者の場合は「退職の意思を伝えるだけ」に限られ、有給消化や未払い賃金の交渉までは行えない。依頼する本人にとっては、上司と顔を合わせずに辞められるという一点が最大の価値なのだろう。
さて整理をすると論点は3つあると思う。採用のミスマッチがあること。入社してすぐに退職をすること。退職代行を使うこと。
採用のミスマッチは程度の差はあるが、昔から存在する。入ってみたら全く違ったというのは私の大学時代からあった。むしろイメージ通りの方が少なかったのではないか。人事部と現場で意見も雰囲気も違うから、完全に一致させるのは簡単ではない。
入社してすぐの退職についても、一定数はある。むしろ全く合わないのなら早めの退職がいい。しかし再就職する場合、入社直後の退職はネガティブな印象になるのは避けられない。キャリアアップとは全く意味合いが違うから、それはそれで覚悟が必要かもしれない。
退職代行を使うこと。これは時代を表している。退職する際の社会通念上のスキームが変わるかもしれない。
いきなり消えることを「飛ぶ」と表現する。退職代行は「飛ぶ」わけではないが、本人が一切出てこないという点では近いものがある。
経営者としては勘弁してほしいと思う反面、私は子を持つ親として、これを利用する若者が増えることに一定の理解をしている。一定の理解を示すとは言っても、それを利用して退職した方が面接でそれがわかった時(これまではいなかったか、こちら側で把握をしていないだけかもしれないが)採用するかどうかは、その場になってみないとわからない。
長い人生、義理や人情が大事だよと説教するのは簡単だが、若い時というのはそういうものであるし、無茶や無理、身勝手な行動が及ぼす結果も若さゆえである。
ルールが変わり社会情勢が変化をしても、過去と他人は変えられず、変えられるのは未来と自分だけだ。
自分の行動の結果にはしっかりと責任をもち、向き合わなくてはいけない時もやがて来る、ということを知っておいてほしい
最高経営責任者 蜘手 健介
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