学生が就職先を選ぶ際のポイントについての私見
いつの時代も「企業が求める人材」と「人材が企業に求めていること」があるが、人材枯渇時代には後者が強くなるのは仕方がない。
つまり企業側は人材が求める企業像にすべく変化しなくてはいけない。
就職先として学生が企業を選ぶポイントは?
マイナビキャリアサーチラボの調査によると、学生が企業選びの際に1番重視しているポイントは以下の通りである。
1位 社風や働く社員が良い・良さそう 28.7%
2位 安定性がある 19.0%
3位 待遇面(給与・休日休暇制度を含む)が良い 18.3%
(出典:2024年卒大学生活動実態調査 マイナビキャリアサーチラボ)
まず未就労学生のアンケートが大前提になっている上で。
1位 社風や働く社員が良い・良さそう
・実際には「既存社員との相性が合うかどうか」が重要。職場では仲間と1日7時間、週5日程度の付き合いをすることになる。仮にそこが天国だとしても自分と合わない人が周りにいたら天国ではなくなる。
色々な人材が入り辞めていくが、不思議と同じような価値観、雰囲気、趣味嗜好が近い社員が「長く定着する」傾向がある。これを社風に合う、自分に合っている職場というのだろう。
就労前にそれを知るには、夏休みなど利用し中長期的なアルバイトをする、社内コミニケーションの場に参加するなど実際に中に入って感じるというアナログな方法しかない。
最近は仕事をしている風景や社内をSNSなどで見るなどネット越しに見て感じることもできる。しかし広告は常に誇大である。自分に合うかどうかは実際に働いてみないとわからないが正直なところではないだろうか。
しかし、である。あながち自分の直感は当たる。フィーリングを感じることが無理なら直感を信じてみるのはどうだろうか。100点を目指さず「たぶんここでいいと思う」という、半ば諦めに近い心境の方が正解で、むしろ少々の我慢や苦労も難なくこなせるものだ。
感性と直感を信じること、をお勧めする。
2位 安定性がある
・30年前、ソフトバンクに就職希望する学生は少なかったが、今は日本を代表する企業になった。岐阜県にも何代も続く老舗和菓子屋がある。超安定しているがそれを理由に就職する人はどのくらいいるだろうか。
中小企業を経営している身として「安定性とは何か?」という質問に答えるのは難しい。
例えば公務員は安定した職場だ。田舎の親は子息が公務員になると聞けば大概、大喜びするだろう。安定しないより安定している方がいいに決まっているが、私はそうは思わない。
思うに「安定している」という客観的な視点ではなく、自分にとって良い職場かどうかに尽きる。例えば、自分の人生においてプラスになる、仕事を身につける機会が多くある、スキルが身に付くなどだ。現在は転職が簡単時代になった。であれば、身に付くスキルや若いうちに経験できる実践術は不安定の最中で身に付くもの。
安定した職場を選ぶより不安定な職場を選んだ方が人生に大きくプラスになるような気がするのだが。
3位 待遇面(給与・休日休暇制度を含む)が良い
・待遇は良い越したことはない。同じ時間を使うなら良い条件下で仕事ができたほうがよい。これは間違いない選択肢である。
特に人材不足の企業が多い現代では「美辞麗句」ばかりが採用募集に並ぶ。よくわからんから条件が一番、よいところにする、という意見もありといえばありである。私も弊社の条件が他社と比較をし良くなるように経営をしたいし、社員の期待にも応えたいと思っている。
そしていつかは日本で一番良い条件の会社にしたいという思いで「日本で一番、給与と休みが多い会社にする」と社員には公言している。
そんな会社を一緒に作ってくれる人材と一緒に仕事がしたい。
Robin KUMODE
最高経営責任者 蜘手 健介
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