(14)宮古島にて(2026.7.6)
6月後半、2年ぶりの宮古島へ訪れた。梅雨は明けていたのだが、台風7号、8号と重なりほぼ雨。
滞在中、台風が接近した日に暴風警報が発せられ、宮古島の発着全便の飛行機が欠航。その前日、「欠航するらしい」と空港は、取り残されまいと急ぎ帰る人で溢れていたとニュースで見たが、これも南国の日常だと諦めるしかない。
私も滞在中、楽しみにしていたダイビングだったが、2年ぶりに引っ張り出した機材が不調だった。インフレーターは故障し、ダイビングコンピューターは移動中にバンドが切れてしまうというトラブルに見舞われた。使用回数は少ないものの、ダイビングを始めた20年前の機材だ。そろそろ買い時かな、と思いネットで検索すると、価格も当時よりかなり高価に。
天候不順で日程も短縮したが、今後のダイビングは機材を新調するか、それともレンタルにするか。悩ましい限りである。
さて2年ぶりの宮古島。感想は「人と車が多い」だった。
調べてみると、観光客数は2025年度に126万人(過去最高)を記録、クルーズ船の再開もそれを牽引しているという。私も海へ出た時に、驚くほど大きなクルーズ船を見た。何人乗っているのか想像もつかないが、一気に島へ降り立てばレストランやタクシーなども大混乱するだろうと思った。
また近年のリゾート開発、ホテルの充実、さらにSNSの影響もあって来島する人が増えた。結果的に飲食店も増えたと思う。今回も美味しいお店と出会えた。
20年前だったら、どの店に入っても判で押したような宮古島(沖縄)料理で代わり映えしなかったが、レベルはかなり高くなった。若者がリゾバで宮古島に来島し、そのまま5年、6年と住み続ける人も少なくないというが、その理由は何かわかる気がした。
とは言っても、このようなものには流行り廃りがある。現在は右肩上がりに増えている観光客だが、今後どうなるかはわからない。すでにキャパシティは限界だという声も聞いた。まだまだ受け入れられるという人もいた。
宮古島は変わりつつある。
20年前の静かでのどかな島もいいという人もいれば、若い人が多く経済的に活気ある方がいいという人もいる。住んでいる人にとってはどちらがいいかはわからないが、時代の流れに逆流するのは難しいと思う。
話は変わるが。
コロナ禍前まではマイルを使って時間を見つけては色々な国へ出かけた。仕事の合間を縫ってだったので、移動1日、滞在2日という海外もあった。当時は写真に凝っていた時期もあり、カメラを持って一人で出掛けていた。世界の人と交わることで刺激をもらえた。弊社の保証制度や有料制アフターメンテナンスの仕組みも、海外でヒントを得た制度だ。
2020年も多くの海外の予定を立てた。しかしコロナ禍になり、全てキャンセルとなった。
「コロナ禍が明けたら、また計画を立てよう」と思っていた。
しかしコロナ禍が過ぎても、積極的に海外へ出かけようという気持ちが全く薄らいでしまった。興味がないわけではない。しかしフライトに何時間もかけて、言葉もコミュニケーションも全く取れないところへ一人出掛ける気力が、なかなか湧いてこなくなった。
ある人にそのことを話すと、
「加齢ですね」と一言。
そっか、加齢か。なら仕方ないか。旅は若いうちに行け。悔しいが真理だと思う。
最高経営責任者 蜘手 健介
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