2026年3月 冬と心 変化と準備
早春の候。二月中旬から三月にかけて、寒い日が三日、暖かい日が四日ほど交互に続き、本格的な春へと向かう寒暖の周期を「三寒四温」といいます。高気圧と低気圧が交互に通過することでこの周期が生まれるようですが、体調や気持ちも揺れ動きやすい時期ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。Robinの蜘手です。
先月のこのメッセージで、父が他界したことを綴りましたが、最近も知り合いが他界(病気)したことを知りました。
(冬ってもしかして死ぬ人が多いのではないか)と思っていたところ、葬儀社の人に聞いたら「冬は夏より葬儀の数が多いです」なのだそうです。
調べてみると、やはりそうでした。十二月から二月にかけての死亡率が最も高く、これを「冬季超過死亡」と呼ぶそうです。血圧の急激な変動や入浴時のヒートショックによる心疾患・脳血管疾患の増加に加え、インフルエンザなどの感染症の流行も重なります。外出機会の減少や運動不足なども影響しているのかもしれません。
また日照時間が短くなると脳内のセロトニンやドーパミンの分泌が減少し、気分の落ち込みや意欲の低下を引き起こす「季節性うつ病(冬季うつ)」を発症しやすくなるといわれています。
日照時間が短い秋田県、青森県、山形県、新潟県などと、人口十万人当たりの自殺率が高い県(岩手県、新潟県、秋田県など)を照らし合わせると、日照時間と心の健康は無関係ではなさそうです。やはり冬という季節は、体力だけでなく心のエネルギーも消耗しやすい時期なのでしょう。
そんなことを考えていた矢先、東広島に住む後輩経営者であり、十五年来の友人でもあった方が事件に巻き込まれ、亡くなってしまいました。知人の周辺でも自死の報をいくつか耳にしました。
そういえば「退職したい」と相談に来る社員も、冬の方が多いような気がしています。
「冬支度」という言葉があります。冬はただ寒さに耐えるだけでなく、身体や心にしかるべき備えをして乗り越えるための季節なのかもしれませんね。
ちなみに弊社も、十二月後半から三月前半にかけては冬場の仕事量が通常の七割ほどに落ち着きます。お客様も寒い時期の工事より暖かくなってからを希望される方が多いのですが、実はこの時期は職人の手配や資材の価格交渉がしやすいタイミングでもあります。無理をする必要はありませんが、春以降をスムーズに迎えるため、準備を進めておくには最適の時期ですね。
そんな中、「変化に備えるのは容易ではない」と痛感した出来事がありました。
先日、高山市で母と食事に出かけました。父が懇意にしており、私も久しぶりに訪れた馴染みの店だったのですが「戦争(中東情勢の悪化)の影響で、ぱったりと客足が遠のいた」という話を聞きました。新型コロナ禍の始まりを彷彿とさせるような、急激な変化だったそうです。
調べてみると、中東の空域閉鎖が影響しているようです。近年はロシア・ウクライナ情勢によってロシア上空を飛行できないため、日本と欧州を結ぶ航路は中東経由が主流となっていましたが、そこも制限されたことで直行便の迂回や減便を余儀なくされているようです。
「飛騨高山は欧州からの観光客が多かったから、ホテルも大変でしょうね」という店主の言葉が響きました。
原油価格の高騰も予想されていますし、遠い国の紛争も私たちの生活に無関係ではないと知ると、世界は地続きでつながっているのだと改めて感じます。抗えない大きな変化に対し、私たちは工夫してやりくりしていくしかありません。奇しくも三月十一日は、東日本大震災が起きた日です。いつ起こるかわからない自然災害、そして遠い地の紛争がもたらす生活の激変。来てほしくない「いざ」と「まさか」に備え、私自身も非常食(賞味期限五年)、携帯トイレ、水、ウェットティッシュ、カセットコンロ、懐中電灯などの準備を見直しています。会社としても、できる限りの備えを固めておきたいと強く思った一か月でした。
しかし終わらない冬はありません。春が恋しいこの季節。皆さまもどうぞご自愛ください。
最高経営責任者 蜘手 健介
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