
元々2DKだった1階部分は、壁を抜いて部屋をつなぎ広いL字型のLDKに。壁付けタイプだったキッチンはLDKの様子が良く分かる対面式になりました。キッチンの勝手口からはサンルームに繋がっています。階段は家族の出入りがよくわかるリビング階段に。勾配が急だったため、直階段から折り返し階段に造りかえて段差をゆるやかにし、階段下の空間は収納に有効活用しています
外観もガラッとかわりました。外壁はダークシルバーのガルバリウム鋼板でモダンに仕上げています。サッシ枠は白にすることでデザインにアクセントを。屋根は交換するのではなく、塗装で仕上げることでコストを削減しました。
既存の2階建て中古物件は老朽化が進み住宅設備も古かったため、1階は躯体のみ残してスケルトン状態まで解体を行い間取りから造り直しました。築年数が古く、断熱材の施工が十分ではなかったため床下・壁・天井には新しく断熱材を入れています。「断熱性能を向上させる」というのは寒冷地に限らず、暮らしの満足度を上げる上で非常に重要な要素です。断熱材だけではなく、外壁材・サッシの見直し、内窓の設置などの方法があります。今回は窓の位置も変更になったため、サッシは新しく断熱性能の高い物をいれました。