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代表蜘手のマンスリーメッセージ

2019/12/02

CEO’s mail:19.12

 季節は12月に入りました。いよいよ師走。1年を振り返るにはまだまだやることが満載の日々です。

Robinの蜘手です。寒い日が続くようになりましたね。いかがお過ごしでしょうか。

 面白い実験結果を知りましたので、ご紹介します。

1969年、カーネギーメロン大学の大学院で心理学を先行していたエドワード・デシの研究です。

 これは人間の動機付けについての研究なのですが、デシは実験道具としてソーマキューブという組立式のパズルを利用しました。デシは大学生を集めて3日間連続で1日1時間の実験に参加をしてもらいました。大学生を2つのグループに分けます。それぞれAグループ、Bグループとします。初日は2つのグループともこのパズルを指示通りの完成形に組み立てるよう指示をしました。2日目は初日とは違う形になるような完成形を目指して組立を指示したのですがAグループには完成したその都度に1ドル与えました。Bグループにはその報酬を与えませんでした。するとBグループは初日と変わらぬペースでパズルに取り組んでいましたが、Aグループは俄然、パズルを組み立てることに情熱を燃やしていました。そりゃそうですよね。組み立てが完成したらお金が貰えるのですから。3日目です。この日もそれぞれにパズルを組み立てるよう指示をしたのですが、Bグループはそれまでの2日間に比べ、コツがわかったせいかより興味を持ってパズルに取り組んでいました。一方、Aグループには「昨日と同じようにパズルを組み立ててもらうが、昨日、報酬を出したことで予算が無くなってしまったので今日は予算がない」と伝えたのです。するとそのAグループの大学生は明らかに情熱が薄れ、取り組む時間も少なくなったのです。

 それまで(今でも)、人間のモチベーションは報酬や承認が成果を向上させると言われていましたが、デシはこの結果を元に研究を重ねた末、報酬をもらえることに興味が移ってしまうと、その活動自体からの興味を失ってしまうという論文を発表したのです。

 加えて、子供や従業員、学生などが内なる動機付けからの育成や向上に興味を持っているならば、金銭的報酬など外部から刺激をする仕組みだけに目を向けるべきでない、と警鐘を鳴らした、という話です。

 この話を聞いた時、久しぶりに頭が痛くなりました。報酬や承認はとても大切です。しかしもっと大切なこともあるだろうと頭では分かっていたつもりです。けれど、もっと大切なのは仕事に対し、夢中になれる環境を作れていたか?ということだと感じたからです。

 例えば営業職は数字や貢献がはっきりとわかりますから評価は簡単です。しかし設計や工務、現場社員はその点、評価しずらい立場にいます。長年、その問題に取り組んできたのですがはっきりとした答えが見つからないままでした。そもそも数字で評価すべきなのか?と思っていた矢先にこの論文を知りました。

 私が思うに、商売のキモは顧客の蓄積、人材の蓄積、資本の蓄積なのですが、最も重要なのは顧客の蓄積です。その顧客とは何からスタートをするか?それは目の前の仕事に向き合い、いい仕事をし、残すことに他なりません。いい仕事とは、時には数字度外視のこともありますし、特例のこともありますが、このお客様の仕事に対し、夢中になって取り組めることが最も重要なのです。

 いい給料だから、とか休みが多いからというのは全てその結果であり、目的ではないのですが、効率や合理性などを重視してしまい、1つ1つのお客様に向き合えているかを振り返る必要があると感じた次第です。

 私はこの会社のヴィジョンを「1000年企業を創る」としています。その大いなる目的に対し、自分は、そして今、何をすべきか。お客様と向き合い、時には真剣に議論をすることも、反論することもあると思いますが、それの向かう先は目標達成や利益ではなく、いい仕事をし、お客様により良い暮らしをおくってほしいという信念であってほしい思うのです。社員教育をする立場として、しっかりと胸に刻み仕事に向き合いたいと思います。

 これからの季節、体調には十分に注意をし、お過ごし下さい。少し早いですが皆さま、良いお年を。

 

株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介

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