クモデコラム
2018.01.31
CEO’s mail:18.01
今年も1年が始まりました。皆さま、よろしくお願いいたします。Robin の蜘手です。
企業経営とはその目的に向かって「破壊と創造」を繰り返し、成長をしていくものだと考えています。 これでいいということもなく、このくらいでいいということもありません。もしあるとするなら、「今 は」の注釈がつくだけ。弊社にとって、今年も成長のある1年にしたいと思います。
さて昨年、私の周りで脳梗塞、脳内出血、動脈瘤硬化など「脳」に関する病気にかかる人が多かったこともあり一度、しっかりと検査をしておきたいと先日「脳ドッグ」を受けてきました。
簡単な身体検査をし、認知症チェックや頭部 MRI、頸動脈エコー、頭部X線撮影など様々な検査をしました。結果から言えば、オール A 判定で全く問題なし。それも全ての項目で満点というおまけ付き。 「年間100名を超える検査をするが、これだけ結果が良い人は1名、いるかいないか。この10年は認知症も脳に関する障害の兆しはみられない」ということで一安心しました。
私も今年で47歳。十分にケアし、いつまでも健康でいたいものだと思っています。
話は変わります。
その夜に2015年に公開された「日本の一番長い日」という映画を観ました。これは1967年に制作された同名映画のリメイク版で、物語は昭和天皇や鈴木貫太郎首相、また阿南陸軍大臣などの閣僚たち、青年将校などが戦局が悪化する太平戦争の敗戦前夜の政治決断の様子を描いています。
御前会議において降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日、そして宮城事件、国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日など、史実に基づいた作品。映画も重厚で非常に良かったですが、その映画の中で“あれ?”と思った点が あったとしたら、敗戦濃厚となった日本の将来をどうするか。どの判断し、どう決断をするかという昭和天皇を演じた俳優の本木雅弘の若さでした。
(ちょっと本木雅弘の昭和天皇は若くないか)と思い、調べてみると、昭和天皇は1901年4月29日生まれ。1926年に父である大正天皇崩御を受けて124代天皇となり元号は昭和へと変わ りました。調べたところ1941年に米国へ宣戦布告、1945年にポツダム宣言受諾。1989年 に崩御され元号は平成へ変わっています。なんと即位をした年齢が数えで26歳。これは2011年に父親の金正日が死去し後継者となった北朝鮮の金正恩氏の27歳よりも若いのですね。
(即位した年齢ってそんなに若かったんだ。)と今更、知った次第です。
米国へ宣戦布告をしたのが41歳。敗戦時が45歳。ちなみに私が今日現在、46歳でありますから、私より若かったのですね。
昭和天皇は敗戦後、日本の統治をすることになるダグラス・マッカーサーと面談をしました。米国側は昭和天皇がてっきり命乞いをするために来たと思ったのですが、昭和天皇は
「戦争における全ての責任は私にある。処刑されてもそれに応ずる覚悟もある。しかし罪なき8000万人の国民の生活、衣食住についてはご高配を承りたい(要約)」と伝えたといいます。
それ以降の米国の庇護下における日本の急成長は周知の通り。昭和天皇は1946年の1月1日にいわゆる“人間宣言”をし、象徴としての天皇となり政治の表舞台から身を引かれました。
一市民と天皇陛下を同列に考えるのはおこがましさも甚だしいですが、今の私と同じような年齢で国 家の全てを背負い込もうとした昭和天皇を思うと、脳が健康だと喜んでいる私はなんて自己中心的な小市民なんだろうかと思った次第でした。
小市民なら小市民らしく、今年も頑張ります。皆さまよろしくお付き合いくださいませ。
株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介
株式会社ロビン代表取締役
蜘手健介

ARCHIVEアーカイブ
- 2023
-
2022
2022年12月 ワールドカップを100倍楽しむ方法 2022年11月 出雲大社と神在祭 2022年10月 神社委員と祭りの準備 非効率も時には大切 2022年9月 人生とは「いま」の連続の積み重ね 2022年8月 暑すぎる夏と積み重ねてきたもの 2022年7月 安倍元首相の悲報と今できることに思うこと 2022年6月 姫路城と会社経営 積み上げた歴史とバランス 2022年5月 行動規制のない大型連休 事故と違和感 2022年4月 春に思う。社員大会、入社式など 2022年3月 ボイラー故障と教訓 心待ちの桜の季節 2022年2月 濃厚接触者と待機期間 合板不足と企業の永続性 2022年1月 正月休みと謎の腹痛 Robinとお客様の関係
- 2021
- 2020
- 2019
- 2018
- 2017
- 2016
- 2015
- 2014
- 2013
- 2012
- 2011
- 2010
- 2009
- 2008