クモデコラム
2014.09.29
CEO’s mail:14.09
飛騨高山の9月は「夏の終わりから秋にかけて」という言葉がピッタリの季節となります。しかし早いもので今年も残り3ヶ月、、、。同業が集まると半年前は「職人さん、足りてる?紹介してくれない?」「資材が上がってきたね。単価はどうしてる?」といった内容が多かったのですが、今は「どのくらい落ち込んでいる?」「資金繰りはどう?」といった内容になってきています。
たった6ヶ月。この短期間で劇的に環境が変わっているというか、刻々と動いていると感じています。大手ハウスメーカーは以前は施工待ちが6ヶ月から1年といったケースも聞きましたが今は翌月には着工可能というところまであるようです。大きい会社はもっと大変でしょうね。
Robinの蜘手です。
先日、お客様である自動車のディーラーの営業マンの方に聞きましたが、新車販売も4月から軒並み落ち込んでいるようです。私どもの業界でいえば注文住宅、高級住宅はやはり落ち込みが激しいですね。指標であるフラット35も1.66%と市場最安値をまた更新しました。ちなみに私も7年前にフラット35で借りたのですが金利は2%後半でしたので、今、金融機関で借り換えの手続きをして頂いています。この手紙をお読みの方でも、住宅ローンを2%後半で借りている方で残債がまだ多い方はぜひ借り換えの検討をする時期だと思います。担当の営業社員にご連絡を頂ければ、お値打ちな金融機関をご紹介させて頂きます。
「お値打ち」といえば最近、おススメしているのが「太陽光」です。私たちでも以前、取組みを強化しようとした時期がありましたが、その時は原発問題、売電価格42円という「太陽光バブル」でした。どうしても原価も高く、また施工会社も多忙で施工が待に合わないという状況で奥手、奥手になりがちでした。しかし今、少し原価も落ち着いてきたことと、発電に関して「太鼓判」が押せるようになったことです。実は蜘手家も昨年10月に太陽光発電を自宅に設置したのですが、約1年発電をして充分に採算が取れることが実証されました。飛騨は雪が多く、12月~3月は発電はほぼ期待できません。飛騨地区の方も「設置したいのだけど雪がねえ」という声も多くありましたが、自らの家に設置をして実感をしましたが、残り9ヶ月で充分に元は取れます。10年から15年返済の太陽光ローンを組めば月々収支もプラスに転じます。
私の話を聞いて、友人の大工も屋根に太陽光を設置するそうです。でもやるなら急いだ方がよいともアドバイスをしました。実は九州電力では九州全域にて10kw以上の全量買い取り申請の一時受付中止を決めました。噂では聞いていましたが、早めの実行でした。これまで送電線や変電所の問題で産業用の認定(10kw以上)を受け付けない地区や地域があるとは知っていましたが、電力管内で中止となるとは驚きです。事情があるとはいえ国の政策に真っ向から反対する決定ですが、実はこの決定は他の電力会社へと波及することはほぼ間違いないという見方があります。もちろん10kw以下の余剰電力買い取り制度は残るようですが、これもどうなるかわかりませんね。
でもどのように考えても電力会社も原発の稼働もままならず、火力発電の燃料費高騰に加え、雨後のタケノコのようにメガ発電の買い取りを国から強制されることはたまらないだろうなと思っていましたので、あり得ない話ではないと感じていました。本来、太陽光発電は一時的な儲け話ではなく自然エネルギーの活用が本筋です。高騰する電気代を抑える意味でも充分に意義は大きいと思いますのでご興味がある方はぜひ弊社スタッフまでお問合わせください。
まだまだ市況は不安定ですが、どんな状況にあっても小さくならず大きな心と視野をもって企業経営をしていこうと思います。皆様、Robinを今後ともよろしくお願いいたします。
株式会社ロビン代表取締役
蜘手健介

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