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代表蜘手のマンスリーメッセージ

2013/03/20

CEO’s mail:13.03

 「今、相当揺れましたね。」2年前の3月11日。私は名古屋にいました。タクシーに乗っていました。めまいのように地面が揺れていたのを思い出します。未だ「普通」の暮らしに戻れていない方々、故郷へ帰ることのできない方などのことを思うと心が痛みます。あのような自然の摂理、人災が風化するようなことがあってはならない。と強く感じています。
 「春も近い」と思った矢先、私の家の和室に新品の学生服がかかっていました。長男がこの4月から中学生です。「早いなー」そうやって親離れもしてゆくのでしょう。嬉しくもあり。寂しくもあり。
 私はこの事業を始めたきっかけは「自分のため」というエゴでした。豊かになりたいというエゴもありましたが、お客様に喜んで頂きたいというエゴもありました。お客様が喜びや満足というのは「その仕事の結果」です。一心不乱になってお客様のことを思い、任された仕事を成就することが使命。その結果喜んで頂けるのだと思います。
 しかし新築事業を始めた時は違いました。エゴとは違いました。きっかけは今年中学校に入学する長男でした。2000 年に生まれた長男は生まれつき重度のアレルギーでした。顔や体のむくみや湿疹が酷く毎日かき傷が絶えることはありませんでした。ある医者に行ったら「写真を撮っていいですか?」と言われました。てっきり診察に使うのだと思ったのですが今、考えるとあれは「患者のアレルギー症状の資料」だと知りました。あの時の親としての気持ちはとても辛いものがありました。ごめんね、ごめんねと子供に夫婦で泣きながら抱き寄せて声をかけましたのを今でも脳裏によぎります。
 今でもお世話になっている高山の亀山先生の元を訪れたのはそんな「親としての失意」の時でした。しかし亀山先生にはもっと辛い現実を教えて頂きました。「誤飲すると死に至りますよ」
 アナフィラキシーショックという言葉を知ったのはその時でした。5大アレルゲンと呼ばれるものがあります。米、牛乳、牛肉、小麦、大豆。このうち範囲内なのは米だけ。あとは基準を遥かにオーバーする値でした。IGE という単位は万を超え、***で記載されていました。それから蜘手家では長く続くことになる除去色生活がスタートをしました。「体質を変えよう。親も一緒になって除去食をしよう」私たちも責任があります。だから私たちも同じ除去食を食べました。カミさんは苦労したと思いますが、それもいっそのこと楽しもうというのが私たちの楽天的な性格。それはよかったと思います。
 時を同じくして、借家住まいの環境を考えました。結露、カビ、狭い、暗い家。狭いゆえにモノが溢れ、モノが溢れるから掃除はままならず。家族はいつもイライラしていました。そんな時、私は「家って何なのだろう?」と自問自答を繰り返していました。とにかく調べました。寝食を忘れ住宅の本質を理解しようと思ったのです。その問いの答えは今のこの事業に結びついています。「自分の住みたい家を作ろう。リフォームしよう。そして家族が健やかに成長し笑顔でいられる家に住もう」私は35年ローンを組みました。賃貸がいいとか持ち家がいいとか関係ありませんでした。家の環境で何かが変わればそれでいいと考えたのです。今のRobin の家は私自身が住みたい家の具現化です。自分が住みたい家が売れるかどうかわからない。と多くの人に言われました。住む家と今の事業が関係なくてもいいんじゃないか。そう言われたこともあります。しかし私はガンとして譲りませんでした。自分が住まないものをお客様に薦めるわけにはいかない。それは信念でもありました。社員がこぞって家を建てています。御陰さまで皆、Robin の家がいいと言ってくれています。これは生みの親としては本当に嬉しく思いますし、理解あるお客様が「Robin の家を選びました」と言って下さいます。商売人としてはもっと上手いやり方があるのかもしれませんね。何が正解なのかはわかりません。
 真新しい学生服を見て私の気持ちもピンと張りました。桜の見頃。待ち遠しい今日この頃です。

株式会社ロビン 代表取締役 蜘手健介
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