2023年2月 二十四節気と節分 大寒波と緊急対応
雪国の飛騨高山に住んでいると今はまさに「春が待ち遠しい」季節。2月さえ越えれば降雪があっても根雪にはならず、晴れると気持ち良い日差しを感じることができます。
今年の立春は2月4日。立春は二十四節気(にじゅうしせっき)において春の始まりとされる日で、さらには1年の始まりとされる日です。二十四節気は紀元前頃に中国で生まれた太陽の動きに基づいた暦です。1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割。その数の合計が24になることで二十四節気と呼ぶそうです。四季の最初の日が立春、立夏、立秋、立冬。この4つを「四立(しりゅう)」と呼び、区切りとなる前日の日が「節分」です。節分って本来は1年に4回あるのですね。
古代の中国ではこの二十四節気で1年としていましたから立春の前日の節分は大晦日となり、今でも豆まき(鬼払い)をしたり、恵方巻きを食べたりなど各地で風習が残っています。
そういえば昔、初詣は遅くとも節分までに行きなさいと言われたことがあります。これは旧正月が1月下旬から2月中旬頃であることも関連するのだと思いますが、二十四節気の節分が1年の節目として古来から大切にされてきたことも関連しているのでしょう。
というわけで…立春の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。Robinの蜘手です。
さて1月後半に「10年に1度の大寒波」と煽られた寒波が岐阜、愛知にも襲来しました。
やはり寒かったですね。弊社にも1日に数十件もの凍結、水漏れ修繕依頼の連絡がありました。なにぶん人員に限りがあり、お待たせする事はあったものの可能な限り迅速に対応させて頂きました。
最近、ホームセンターや大手家電量販店でリフォームする人が増えているようですがこのような緊急対応はどうしているのですかね。おそらく施工した箇所のみ保証対応し、あとは水道業者や市役所に連絡をして欲しいと伝えるに留まるのだと思います。
私たちはこれまでお付き合いが1度でもあり弊社の名簿にあるお客様を顧客様とお呼びしているのですが、寒波の時は新規の方まで手が回らず顧客様対応に終始しました。もちろんすべての顧客様にご満足を頂ける対応ができたかといえばそうではなかったかもしれません。私は社員に「工事契約の内容はもちろん、それと併せてご家族とのお付き合いと契約したと思いなさい」と伝えています。これは施工した箇所に限らず顧客様が困っているなら対応しなさい、という意味です。もちろん顧客数が増えれば増えるほど人員的、現実的に無理なこともあるかもしれません。しかしできる限りのことはしたいし、しなくてはいけない。それが私たちの価値の1つでもあります。
私も昨年、給湯器の故障を経験しトラブル時の緊急対応のスピードは何事にも変えられないと体験した1人。メンテナンス体制の重要さを身に染みて知りました。例えすぐ駆けつけられなくても連絡するところがあり、受付をしてくれるだけで安心感が違います。
今回も緊急対応した顧客様から感謝のお電話やメールが届きました。そんな時、お役に立てた喜びと嬉しさはもちろんですが、この仕事の重要さと価値を知る機会となるのです。緊急事態やトラブルは歓迎しませんが、当たり前のように行っている業務の中には、自分たちが感じている以上に顧客様にとって価値の高い業務があることを社員にも知ってほしいと思う次第です。
さて話は全く変わりますが、今年、国交省、経産省、環境省の3省連携で省エネリフォームの補助金制度がスタートしました。これまでよりかなり手厚い内容になっており特に窓サッシ関連が“ヤバい”です。私も早速、社員に勧めました。内容はまた別途でお知らせしますが、家の中の寒い、暑いを緩和する窓リフォーム、補助金枠がなくなる前にお申し込みください。
三寒四温が続きます。皆様、ご自愛くださいませ。
株式会社ロビン 最高経営責任者 蜘手健介

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