情報量と直感

飛騨高山の朝は10度を下回る様になってきました。肌寒い朝。衣食住足りて礼節を知る、という言葉があります。満たされた生活をしているわけではありませんが季節を感じることの幸福感、またそのような場面を提供できる住宅事業に携わっていることに幸せを感じています。

責任は重いですが、価値の高い仕事だと感じ精進してゆきたい、そう思う日々です。Robinの蜘手です。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 先日、運転中にFMラジオを聞いていたら「自分で法律を作れるとしたらどのような法律を作るか?」という話題があがっていました。若者向けらしく恋人や学校がテーマのものも多かったのですが。その中で印象に残ったものがありました。

 それは「会社を休んだら1万円が貰えるという法律」というものでした。「仕事はしなくちゃならないと思っている。でも休みたい時もあるしやる気がでない時もある。そんな時に使える法律」だそうです。経営者としての立場もあって若者にとって仕事とはその程度のものなのかと残念に思う気持ちもありましたが、いかにも若者らしい自由な発想であるとも感じました。

 「物事を決めなくてはいけない時、情報量が少なすぎる場合と多すぎる場合は同じ結果となる」というのが私の持論です。例えば食事に行ったとします。店主に聞いたおススメの2品。どちらがいいかという場合、選ぶというには選択肢が少すぎます。これはもう直感で決めるしかありません。ではおススメ100品だという場合。これでは何が何だかわかりません。これも選びようがないですから考えるのをあきらめてしまいます。やはり直感的に決めるしかありません。

 このように情報が少なすぎる選びようなない場合と多すぎて考慮することをあきらめてしまう場合。「選ぶ要素がないとこと選びきれないこと」は違う結論が導きだされるかもしれないですが、本質は同じではないかと思えるのです。人生でいうと幼少期では親の言うことが全て。それに従っていれば褒められることはあれど叱られることはありません。行動も全て直感。どんどん決めてゆきどんどん進んでいきます。無邪気とはこの様をいうのでしょう。迷いがありません。決めることができない場合は「決めてもらう」ことで安心します。しかし歳を重ねるにつれ、さまざまな経験を積み立場が変われば情報量は増えていきます。

 痛みがないよう、間違えない様、失敗を犯さないように「選ぶよう」になります。それには直感を入れることもありますが、自分で扱える量の情報や口コミを聞いて本質を見ようとします。そもそも何をしようとしていたのか?何をすることが一番良いのか?と

 私も今は直感より選ぶ生き方をしている様が気がします。より失敗しないよう、より間違えないようにさまざまな情報を取り入れ選択をしてゆこうとしています。しかし時に、直感で全てを決めたい衝動に駆られます。情報も入れず全て直感で決めたい、と。損得や優劣ではなく自分が思ったように決めてゆけたら、、、。きっとそれは例え間違っていたとしても気持ちよく受け入れられる気がします。しかし経営者である以上、自分だけではない人生ですからそれも難しいですね。

 先日ゴルフ場のクラブコンペに出場した際声の大きな元気な年配の方とご一緒しました。本気で悔しがり本気で喜ぶ気持ちよいプレーでした。「蜘手くんはいくつかね?」「42歳です」「じゃあ私と40違うことになるね」

「は??今、82歳ですか?」「昨日、誕生日でね。」驚愕でした。あんなに元気で気の立っている82歳は見たことがありません。「今でも仕事は現役だからね。それと今まで、直感で生きてきたから苦労はなかったね」という顔が印象的でした。42歳は小僧に見えるようです、、、


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「住宅事業を通じて人を作る会社です」と言いたい昨今。Robinでは社員を大募集しています。

未経験でも大丈夫です!安心してご連絡下さい!方法は下記です。今すぐではなくてもOKです!

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担当は本社採用担当 京極さんです。

募集職種とエリア

1.リフォームアドバイザー(名古屋、岐阜、高山) 5名

2.建築設計士(名古屋、岐阜、高山) 5名

3.インテリアコーディネイター (名古屋、岐阜、高山) 3名

追記ですが、Robinマネジメント社にて私の業務補佐をしてくださる方も募集しています。希望の方は履歴書を名古屋店に送ってください。履歴書を送る場合にその旨をお電話頂けると助かります(052−760−3800)

送り先  名古屋市名東区八前2−1002 株式会社ロビン 名古屋店

 


暴風域の中にて

今さら(らしい)なのですが、進撃の巨人にハマってしまいました。生まれ変わったら調査兵団に入団したいと思う今日この頃。

Robinの蜘手です。

世の中、3連休ですね。飛騨高山も高山祭りの後、各地でイベントが行われている様です。我が高山店もマウントエースにてイベントを開催中。お近くの方はどしどしご来場ください!

さて、先日の台風直撃の沖縄で考えたことをコラムにしましたので下記に掲載します。

台風の目

 趣味の1つであるスキューバダイビング。毎年この時期に休みを頂き弾丸であるが沖縄本島の中部へダイビングに行っている。やはり海のスポーツは夏に限る。そうなるとこの時期が私にとってはラストダイビング。今年も10月初旬に仲間を誘って本島へ出掛けた。しかし昨年もそうだったのだが、台風シーズンでもある。仕方ないといえば仕方はないのだが今年は大型台風23号と24号が直撃した。ダイビングはクルーズが出航しないため残念であったが中止。

 大型の台風24号が抜ける時間。いわゆる暴風域にいたのは15時から20時。宿泊先のコテージにいたのだが、風速50mは初体験であった。スマホに避難勧告メールが届いた。旅行先で避難勧告ってシャレにならんなと思いながら外を見ていた。風がすごい。窓が大きく内側にせりだしてきていたし、外を見ると木々は見たことがないような揺れをしていた。コテージは別棟であったためホテルのフロントにルームチャージを依頼したら「安全のため外で出られません」とのこと。結局、大きな損害も無かったようだがそれでも被災した地域はあったという。過ぎるのを待つしかない。そんな心境だった

 今回のトリップでは青森のリフォームのササキの佐々木社長夫妻と合流をした。佐々木社長の奥様は沖縄出身。地元ならではの情報を教えて頂いたのだがその中で興味深いことがあった。

「台風の目に入ったことがありますか?」

「ありません。どうなっているのですか?」

「台風の目に入ると見事なくらいの青空が拡がり、本当に今、台風なの??と疑うくらいです

 真ん中にいると本当はどうなっているのかわからないものなのか。その話を聞いて私は自分の事業のことを連想していた。

 事業を初めて13年が経過をした。当初は10年続く会社が数パーセントを聞いていたから、おぼろげに10年という月日が1つの区切りになるのかなと感じていたが実際に10年経ってみてもその実感はなかった。建築業の世界では10億円というのが同じく1つの区切りになると聞いていた。

 「10億やらないと経営じゃない」と厳しく言われたこともあった。その時はきっと10億円の売上を達成すると見える世界は変わるに違いないと思った。どんな感じなのだろう?世間の評判や評価、また社員の心持ちは変わるのだろうか。オレ自身はどうなのだろう??

 しかし10億円を達成しても何の変化も何の興奮もなかった。もちろん達成感に包まれる人もおられるだろう。私はそうは感じなかった。むしろ少人数で3億円ぐらいが現場としての達成感は大きかったのかもしれない、と今なら感じることができる。

 台風の目に入るとその一瞬は晴天が広がるという。暴風域の真ん中は平穏無事な世界。そこだけ切り取ってみると、晴天という事実はわかっても暴風域だという真実はわからないのではないか。

 以前、私は事業の規模拡大に懐疑的であった。「事業を伸ばしてもその先に何があるのか?」という答えを持っていなかったし社員に説明をする自信もなかった。かといって「素晴らしきポジション」がどこなのかという問いにも答える自信がなかった。しかし確実に言えるのは毎年1つずつ歳を重ねているということである。諸行無常。私たちは毎日確実に死に近づいているのである。人生は1度しかない。

「せっかくのチャンスだし1度きりの人生だ!」と自分自身を鼓舞した。社員はそれに応えてくれた。もしかしてこの晴天は台風の目なのかもしれないと思う日もある。毎日起こるさまざまな事も終わってみれば、たいした傷ではないと感じるのだろうか。

 どんな大きな台風も過ぎてしまえば過去のこと。折れた木もそれの生命力によって新しい緑を芽吹かせるだろう。私たちはまた新しい知恵を身につけ工夫を怠らないはずだ。いずれにせよ社会にとっては小さな存在。台風の目であろうとなかろうと、ここが暴風域であろうとなかろうと、今必要なのは、今すべきことに集中し、自分を見失わないことだろうと思う。

やまない雨はない。吹き止まない風もない。