(42)伊勢神宮の特別参拝と成り行きマネジメント(2025.1.20)
1月の仕事初めの翌日、弊社役員2名と伊勢神宮参拝へ行った。
外宮を参拝し、その後内宮へ。内宮では特別参拝をさせて頂いた。
特別参拝とは、「御垣内」(みかきうち)と呼ばれ一般参拝のエリアの内側(神様により近い場所)のエリアで参拝することで、一番近いところは天皇家のみ、2番目のエリア、私たちは3番目のエリアで参拝をした。普段は神職のみが立ち入ることを許される神聖な空間であり、その場に立つと心身ともに引き締まる思いがした。
ドレスコードもある。男性は濃い色のスーツ、女性もそれに準じた服装だそうで、私たちもそれに従った。
特別参拝をする方法ははっきりとこうしたら許可されると、伊勢神宮のHPに書いてあるわけではない。調べてみると何かの会の会員となれば安価に入れるとか、そもそも費用は決まっておらず寄付金の大きさだとか、はっきりとわからなかった。
私たちは伊勢神宮の御神楽でのご祈祷申込の際に初穂料をいつもより大きめに渡して特別参拝をしたいとお願いをした。結果的に3人が入れる許可を頂いたというわけだ。
「無料で入れるなら」という方もおられるだろうが、年始からそこをケチっても仕方がない。神様といえど資本の論理は働いており、多くの寄付が集まって神様も安寧されておられるのだと思う。お金次第と批判もあると聞いたことがあるが、そこは大人の流儀である。
特別参拝では短い時間だが通常の参拝では感じられない静謐さや厳粛さを実感できた。御垣内に一歩踏み入れた瞬間、古の時代から続く神聖な空気に包まれ、現世の雑念が一切洗い流される感覚を味わう。これは金銭では測れない、貴重な体験であった。
特別参拝は確かに敷居が高い。しかし、その価値は十分にある。伊勢神宮は、日本人にとって精神的な拠り所であり、特別参拝はその深淵に触れる稀有な機会である。神宮が持つ本質的な意味や日本文化の奥深さも少しは感じることができたと思う。機会があればぜひ特別参拝をして頂きたいと思った次第。
閑話休題。
「優秀なマネージャーを育てたい」
「結果を出しているマネージャーの仕事ぶりを見たい」
そう思っている経営者が多いということなのだろうか。今年からスタートしたJackセミナーの初回である「タツケン社の三谷店長」のマネジメントセミナーが初速申込で60名を超えた。も興味深く聞かせてもらおうと思う。
さて今年13期となるマネージャーカレッジがスタートした。
マネジメントは企業の永遠の課題で正解も成功もないような気がする。複雑な考え方をするとマネージャーの手腕とマネジメントのシステムは個人差やシステム管理者の能力によるものが大きいが、それを持ってしても企業の成長スピードと変化の大きさ、また目標の高い低いによりマネジメントは大きく影響を受ける。
日本の企業では店長を務めながら数字を持つといったマネジメントプレイヤーが多い。特に営業会社の場合は数字が高い人間が管理者になることがほとんどなので、マネジメントで苦労する人は少なくない。
P・ドラッガーは著書「経営者の条件」にて成果を上げた人々のタイプは性格などは千差万別でも以下の八つのことを習慣化していた人だと述べている。
なされるべきことを考える。組織のことを考える。アクションプランを考える。意思決定を行う。コミュニケーションを行う。機会に焦点を合わせる。会議の生産性を上げる。私はではなく「私たちは」で考える。この八つである。
計画と行動予定(アクションプラン)を考えるまでは誰もができる。難しいのはアクションプランを実行し目標までの修正力が習慣化である。
P・ドラッガーの上記には抜けているが、私ならここに「時間・頻度」を加える。検証と修正は月に1度か、週に1度か、それとも毎日もしくは数時間おきか。
ついマネジメントは「人任せ」で結果的に「成り行き任せ」になってしまうことが多いが、組織の成長のためには「成り行きマネジメント」から卒業しなくてはならない。

最高経営責任者 蜘手 健介
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