「プルルーーール、プルルーール」
2001年の春、朝10時にそのお電話はかかってきました。
その日は今のRobinが私の故郷である飛騨高山にて手書きの黄色いチラシを新聞折り込みに入れた最初の日。
緊張の中待っていた電話、それが私どものスタートでした。
「お悩みは何でしょうか?私たちにできることはありませんか?」
私はご自宅へ伺い、そうお声をかけました。
そして出来る限り精一杯のご提案をしました。
そして初めてのご契約を頂きました。25万円の床リフォームでした。
その夜は興奮して眠れませんでした。
初めて契約を頂いたこともさることながら、私たちの価値観に共感を頂けた方と出会えたことが私の心を震わせていました。
「俺たちにもできることはあるんだ。」
当時、社員は私の他に1名。たった2人の華やかな、そしてささやかな門出でした。
契約は頂いた。本当の勝負はこれからだ。そんな高揚感と緊張感の中、工事は順調に進みました。
我武者羅。今思えばそのような形容詞になるでしょうか。
これから未来に対する大きな不安、そして少しの自信。
船出をしてしまった達成感。
「ありがとう、こんな風に奇麗になって本当に嬉しいわ」
工事終了後、お客様が何気なく、かけてくださった言葉。
その言葉が胸の中にあったさまざまな思いを吹き飛ばしてくれました。
私がそれまでに知らなかった感情だったのかもしれません。
初心があるとすればこの風景を思い出します。
私たちのスローガンは「有難う」と「嬉しい」の一杯詰まった会社にしよう、に
またその気持ちを忘れないようにという思いで考えました。
あれから年月が経ちました。
事業拡大、お客様からのニーズなどにより新築事業、設計事務所設立と成長してきました。
「私たちがお客様を選ぶのではない。お客様に選ばれる会社になろう」と社業に打ち込みました。
徐々に社員も増えてきました。
経営者の成長がなくして社員の成長なし。
社員の成長なくしてお客様満足なし。
お客様満足なくして社会的使命なし。
私たちの仕事は家を設計し、建築、リフォームをすること。
しかし私はいつも考えていることがあります。
私たちの事業は手段であり、目的はオーナー様のその後の人生を豊かに過ごして、そして幸せになっていただくこと。
この思いが私たちの価値観であるということです。
そのためには技術研鑽はもちろんですが、私たち自身もその魂を磨き、人間的な成長をしなくてはならないでしょう。
時代と共に価値観は変化してゆきます。しかし変わらないものもあると信じています。
「お悩みは何でしょうか?私たちにできることはありませんか?」
スタッフ一同、心よりあなた様とのご縁をお待ちしております。
株式会社Robin 代表取締役 蜘手健介