
セルロースファイバーは壁の中に隙間なく吹き込んで施工を行うため、高い密度で充填されます。配管などの障害物で発生しやすい断熱欠損がほとんどないため高い断熱性能を発揮します。断熱性能値が高い断熱材を使用しても、断熱欠損が多くなってしまっては、性能がうまく発揮できません。高い密度でしっかりとした断熱性能値を発揮できるのがセルロースファイバーなのです。
セルロースファイバーの原材料は新聞紙だということは分かっていただけたと思います。しかし新聞紙なら燃えるのではないか?という質問も多くあります。しかしセルローズファイバーは「燃え広がりません」。それは添加されているホウ素系薬剤の効果によるものです。実際に火を向けてみると、炭化(表面が炭となること)はしますが、燃え拡がるようなことはありません。(ホウ素の添加量によるので注意が必要)また化学系断熱材を利用する際に心配のひとつである火災時の有毒ガスを排出しないのも特長です。
例えば靴が濡れている時、新聞紙を丸めて靴の中に入れた経験はないでしょうか?
またその濡れた新聞紙を取りだしておくと周囲の空気に触れ自然に乾燥してしまいます。
新聞紙、ひいては「木質」そのものが持つ性能として、湿気の調湿効果が期待できることが挙げられます。結露は室内の湿気に影響があります。湿気が多くジメジメした時にはその素材が少しづつ湿気を吸い込み、また吐き出しながらということをしながら調湿してくれます。高温多湿な日本の気候には最適だと言えます。
セルロースファイバーは壁の中に高い密度で充填されます。そのため、家は密封されたような状態(吸放湿性能はあるため空
気は通す)になるため、高い防音性能を発揮することができます。この高い防音性能はアメリカなどに認められ、空港の周辺や自衛隊基地周辺などの住宅にはセルロースファイバーが使われています。音が気になる地域に住まわれる方には特におすすめの断熱材です。
弊社では断熱効果が不要な場合でも遮音効果を求めるだけのためにも施工するケースもあります。
セルロースファイバーはホウ酸が添加されているため、防虫性能があります。ホウ酸団子・ゴキブリ団子と言えばお分かりになる方も多いと思いますが、それらに含まれているのがホウ酸です。虫・ゴキブリ・カビなどがイヤがる成分が含まれているため、防虫・防カビに効果を発揮します。また、素材そのものが持つ調湿性能の効果がありカビや菌の発生がきわめて難しくなります。一般住宅に比べカビや害虫には安心して頂けるでしょう。
ホウ酸は日本のシロアリ(イエシロアリ・ヤマトシロアリ)に効果があると言われていますが、アメリカから入ってきた凶暴なカンザイシロアリにも効果があると言われています。