
原料は皆さんの家にもある新聞紙です。業界では「木質系断熱材」とされています。紙の原材料は木。そんな木質であることから自然素材の断熱材ともいえます。
製造過程としては新聞紙を細かく粉砕し、ホウ素系薬剤を添加します。
現場では専用の機械に工場から出荷された断熱材を入れ、壁(柱と柱の間の部分、いわゆる内断熱部分)に充填してゆきます。
断熱性能の他に、調湿、防火性能、防音、防虫などと多くの性能が備わっていることが特長です。
セルロースファイバーの発祥の地は欧米諸国です。安全基準に厳しい環境先進国ではトップシェアの断熱材であり、特にアメリカでは35%のシェアがあります。
ドイツなどのヨーロッパ諸国でも日本より高いエコ基準がありますが、そのどれにも準拠にさて高い評価をされています。
断熱材はセルローズファイバー、というのが彼らの国の標準です。
では日本でのシェアは?というと実は5%にも満たないというデータがあります。その大きな理由の要因のひとつとしてはやはりコストの問題があがるでしょう。
お客様がご興味を持たれない場合はやはり物流量が多く低コストの化学系の断熱材が利用されることが多いと思います。
そして、比較していただきたいデータが各国の住宅寿命です。
セルロースファイバーをよく使用しているアメリカやイギリスに比べ、日本の住宅寿命約半分~半分以下となっています。
日本の住宅の短寿命は内部結露による建物の構造体の劣化が原因と言われています。
内部結露に強いと言われるセルローズファイバーが普及すれば日本の住宅寿命も変わるかもしれません。