セルロースファイバーによる自然素材住宅 一級建築士事務所ロビン 愛知県(名古屋市)岐阜県(高山市)
 
2009年 06月 23日

二分法のレトリック。

おかげさまで7月の海水浴ツアー、応募を締め切りました。
多くのご参加申し仕込み有難うございます。

総勢60名弱でのツアーになりそうです、、、おいおいハンパない数になったなあ、嬉しいですね。
楽しみにしておきましょう。

冬はスキーの予定ですから今回都合つかなかった方は冬をお楽しみにして下さい。

Robinの蜘手です。

さて。

私たちの生活の中で「考える」という局面はたくさんあります、、、いや、あるはずです。
しかしなかなか「考える」ということも面倒であり、ついつい単純で短絡的な結果を好む場合も多くあります。

プロ弁護士の思考術という本で興味深いものがありましたので紹介します。

見せ掛けの選択肢といえばヒトラーの二分法というものがあります。

これは扇動者によって多く使われた手法であり、反対者を拒否、排除、粛清するために使われてきました。
考えることを封鎖する、考えさせないということでもあります。

敵か味方か。
右か左か。
白か黒か。
改革か抵抗か。

物事を全て二者択一のいずれかに分類するのです。
小泉元首相も思えばこの手法だったのでしょうか。

二分法は人間の本性に強烈に訴えますから、俗受けしやすいですし、ここで全体主義的な結論が導き出されることもあります。
複雑な現実を単純化し、二分法で提示する。

経営者セミナーでも啓蒙的なそれでもよくあります。

生き残りか敗北か。
勝ち組か負け組みか。

感情的であればあるほど、この二分法は「考える力」を排除させることになるのです。
決して、半分は合っていて半分は間違っているとか、一部はそうだ、、、ということは選ばせません。

しかしこのように複雑化した世の中で全てが綺麗に割り切れて考えることができるものでしょうか。
白と黒の間にはさまよえるグレーがあるはずです。

扇動者の多くは二分法を使いながら本当は簡単には「割り切れないこと」を知っていました。
だからこそ二分法の問いかけを意図的に使っていたと著者は言ってます。

ヒトラーをはじめ多くの場合、実は2つの選択肢を用意しているように見せて2つを提示していないのです。

正か不正か、真か偽かと言われれば普通の感情だと正や真を選びます。
彼の意図する方向へ誘導するための二分法を使っており、その危険性に気付いたのは少数だったのでしょう。

現在でも二分法のレトリックを用いている場面は多くあります。
具体的なプロセスや論理的説明を都合よく配置し、イエスかノーを迫る。
迫られた方は「考える」という作業を停止し、情緒的に判断してしまう。

この思考停止させる二分法、まだまだ色々と興味深い事柄ですので、また後日にでも続きを書きます。


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