セルロースファイバーによる自然素材住宅 一級建築士事務所ロビン 愛知県(名古屋市)岐阜県(高山市)
 
2010年 08月 17日

終戦記念日にて思い考える。

太平洋戦争終結から65年が経ちました。
8月15日は終戦記念日と名付けられ、戦争の悲惨さと以来今日に至るまでの日本国の平和であることの喜び、さまざまなことを考えさせられる日です。

Robinの蜘手です。

先日、大学の同窓会報が届きました。その中に65歳退職する教授(私も講義を受けていた)のコラムがありましたのでそれの一部を紹介します。

「広い目でみれば我々の世代は親の世代に比べて戦争や兵役がなかったことが幸運でした。親の法事に叔父が集まれば「北支でしたか、南支でしたか?」といった言葉でいつも会話が始まったものです。叔父たちの青春には戦争しかありませんでした。 また一方で樋口一葉や宮沢賢治たちが生きた明治期に書かれた書物にはコレラやペストが流行した話も出てきます。戦後という私たちの時代は戦争も伝染病も遠ざかり平和を享受できました。このような環境で教育と研究できました。」

今、39歳の私は戦争はもはや書物やメディアの世界になっており、それら通してのイメージと伝聞でしか思いはせることができない世代です。この時期になれば、「なぜあのような戦争が起こってしまったのか?」という話題も出ますが、もはや選択支のひとつとして選らばざるをえなかったのではないか、というのが一般的なようですし、私もそう思います。当時はそのような空気だったのでしょう。

この「空気を読む議論」は後年にならないと評価できない難しさがあります。例えばこの国の経済が破綻してしまった時に「なぜあの時に国民は未熟な民主党を選んだのか」という問いと同じです。ヒトラー時代のドイツもそう。「何かに対する期待感」はその当時のさなかでないとわからないものがあるのではないか、と思います。いずれにせよ、現実として歴史として、また物語として忘れてはいけないことであり、後人に伝える義務が私たちにあるのだということを改めて認識する1日です。

23日に東京へ行きますので時間があれば靖国にも行きたいと思っています。あの凛とした空気は日本人であることを強烈に呼び起こしてくれます。

さて、悲喜こもごもの日であるもののやはり思考を広げることを好む私としては色々なことを考えてしまいます。

たとえばもし日本が戦勝国だったらどうなっていたでしょうか?2010年はどんな世の中だったでしょうか。
果たして緑広がり自由で平和な今の日本とどのように違っているでしょうか。

日本が戦勝国となれば、戦敗国はアメリカを含む連合国軍、戦勝国にドイツも含まれるはずです。
もし戦争に勝っていたら、、、という発想はこれは想像の域でしかありませんが、日本は世界で有数の軍国家になり軍閥国になっていたのではないか、と思います。政治も軍が握っているような。国民の多くは兵役の経験をさせられ、徴兵制も残っているでしょう。私ももしかして兵役に行っているかもしれません。(アレルギーですが、、、)

また第3次世界大戦もあった可能性は否定できません。アメリカなどが負けっぱなし、そのままでいるとも考えにくいでしょう。例え日本が今のアメリカに変わる大国として存在していたら今度はテロのターゲットになっていたかもしれません。ん~~~、これって果たして平和なのでしょうか。勝っていたとしても大変な時代が続いた可能性もあります。
アフガンやイラクへ行っていたのはそうなると、、、。

こう思うと今の平和は今、靖国に眠る英霊とその時代を駆け抜けた先人たちの上に成り立っていることが理解できます。このような思考の拡げ方は不道徳かもしれませんが、これはこうなんだ、ということではなく自分で考えてみるのも視野を広げる点で重要です。また導き出される1つの論旨とし勝っても負けても戦争は多くの国民生活を犠牲にするということも挙がってきます。

勝っても時代が平和である保証は必ずしも約束されたわけではなかったかもしれません。やはり戦争はたいへんなことなのですね。その戦争から65年が経って今の日本があるのです。

私たちも今、悩み、問題、不安などを抱えて生きています。しかし先人の「生きる」ということに対しての不安に比べればどうってことないこと、そう思えば少し気持ちも軽くなります。また平和である上にお陰様で今、私たちはこうやって自由な意見を自由な観点でブログなどの個人ソースを通して意見を述べることができる時代に生きています。

過去の歴史を見ても、戦争は勝っても負けても傷は深く残り、国土や山河は残れど多くの国民が犠牲になります。過去を振り返っても仕方ないことも多くありますが、感謝の心を忘れず、また不戦の誓いを胸にこの平和が一日でも長く続くことを日本国民の一人として願うばかりです。


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