さて、まだ熊本の続き。
Robinの蜘手です。
Jack会議を終えた、3日目はこれも時間を見つけ阿蘇のふもとにある大野勝彦美術館へ行ってきました。
行ったのは2時くらいだったのですが、なんとご本人がおられまして、色々なお話をさせていただきました。
私は何の予備知識ももっていなかったのですが大変、心温まる話や勇気付けられる時間になり、大好きになりました。
場所も最高、癒されましたねえ。
大野さんのHP http://www2.infobears.ne.jp/oonokatuhiko/
大野さんは45歳の時の農作業中、不慮の事故で両腕を切断するという事故に遭われました。
それ当時は自暴自棄になった時期もあったようですが、「現実を受け入れる」ということで生き方を模索します。
その中でご本人曰く
「それ以外の選択枝がなかった」とおっしゃられてましたが、絵を始めるようになられたそうです。
私は情緒があり、メッセージの強い絵を見て、「もともとやってられたのですか?」と質問をしたら、
「いえいえ、事故にあった45歳から始めたのです」と聞いて、尚びっくり。
選択枝がない、それ以外は進めないという状況になった人間の強さというが覚悟を垣間見た瞬間でした。
私たちはいつもどこかに「逃道」を用意しているかのように振舞います。
退路を断つとカッコいいことを言ってみても、そんな覚悟が本当にあるのか?と問われればそうとは言い切れません。
しかし大野さんは両腕を失うというハンデを乗り越えてまで、絵を選ぶということは
「やる気になれば何でもできる」というメッセージを我々に伝えてくれるのだと感じました。
五体満足であろうがそうでなかろうが、今の現実を受け止めることの大切さ、またそれを多くの人たちに発信したいという熱意は話を聞いているうちに
身震いと勇気を感じえずにはいられませんでした。
ご本人も「これは運命だった」とおっしゃられてましたが、その通りかもしれません。
両腕をなくしていなければ今でもただの農家だったということですが、生きることの素晴らしさとあきらめないことの大切さをメッセージとして発信しなくてはいけない
運命だったのでしょうね。
ショーベン・ハウエルの言葉で
「強い人間は自分の運命を嘆かない」という言葉があります。
大野さんもう両腕を失ったときのお気持ちを代弁することはできません。
親や子供をもう抱くこともできない、という無念。
相当なことだったでしょう。
自分の環境やおかれた立場、また「そんなはずはない、信じたくはない」という現実。
しかしそんな大野さんは現実を受け入れ、今ではたくさんの人たちに勇気を送られています
柔らかい笑顔の下に見えた真っ赤な魂は「オレは受け入れた」という強さを感じました。
私は皆さんが思っているより強くないですし、むしろ弱い人間かもしれません。しかしこの出会いで少し強くなれたかもしれません。
旅は人を成長させるといいますが、まさしく今回のたびはそれを感じることができました。
この機会を作ってくれた方々に感謝いたします、さ、仕事頑張ろう。