セルロースファイバーによる自然素材住宅 一級建築士事務所ロビン 岐阜県(高山市)愛知県(名古屋市)
 
 
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2007年 10月 31日

今日は終日、高山にて業務。
もう月末ですか、、、今年もあと2ヶ月ですね。

Robinの蜘手です。
 
色々な会社の隆盛を横目に見つつ、Robinの将来と住宅マーケットはどうなるだろうと仮説を立ててみる。
自動車業界では国内の自動車販売台数が下降線を辿る中、あのトヨタは海外マーケットにシフトし利益を上げている。
世界1位の座はもうすぐ、というところであり、生産台数1000万台を目標にしているという。
 
日産はカルロスゴーンがコストカットをし、業績をV字回復させた。
通常の企業ならコストカットをするだけでは品質に問題が生じ、リコールなどに繋がるものだがあの新GT-Rを見てもわかるように技術的には群を抜いているのかもしれない。
そういえば日産のリコール車って他社に比べどのくらいあるのだろうか。
 BMWは提携まっさかりの時にも独自路線を切り開き、リピート顧客の獲得に成功している。
私の周りでもBMWを繰り返し乗るファンは多い。

ガリバーになること、そして目指すなら世界一であること。
提携、合併が進む中、技術力のある会社はなんとか持ちこたえ、独自路線をひた走る会社は劇的にマーケットを広げることはできなくても固定ファンの心を捉えているということ。

さて。

時に住宅に関していうと、数年前は景気がいい時は新築が伸び、不景気だとそこまでお金をかけられないからリフォームにとどめるという風潮があったような気がする。
 
「本当は新築したいは、景気が不透明だからリフォームで我慢する」と言った具合に。
 
高山店でいうとやはりリフォームが中心であり、業績はここ3年くらい横ばいである。
しかし工事の中身と1件当たりの単価は5倍にはなっている。
単価が5倍になって横ばいということは、案件が1/5になっているということであり、ここで契約率が下がると一気に業績は下降するだろう。
しかしここ数年、そうにはならない努力、社員の成長がRobinを支えているといえる。
 
リフォームも以前はキッチンだけを取り替えたり、浴室だけの工事だったりと部位リフォームの依頼が多くあったのだが(というよりそのような工事ばかり)、最近は全面リフォームや2世帯大改造リフォームなど、聞くところによるとリフォーム工事で3000万円を超える物件もあるようだ。

こうなると”その場しのぎのリフォーム”ではなく”新築に成り代わるリフォーム”といった捉え方が重要になるだろう。 
住宅産業に限らず、会社の使命として顧客満足を高めるということがある。

住宅の場合、”顧客満足を高める”を実現しようと思うと、お客様との円滑なコミュニケーションが不可欠になる。

いくらネット時代だからといってメールや電話だけではなかなか雰囲気も捉えきれず、やはり実際に会って、、、というリアルな活動を減らすわけにはいかないだろう。
 
Robinの話に戻ると名古屋店の新築事業が好調である。
Robinの家はパッケージ化もしていないし、ローコストでもない。
 
世界にたった1つ、というキーワードでW断熱と自然素材、そしてデザインと施工クオリティと誰もが認める”面倒な”作業をあえてしている。
大体、”設計に力を入れる”なんて今の住宅業界でうまくいかない典型であり、なんでそんな面倒なことやってんの?という方も少なくない。
 
設計力を否定したものが、ハウスメーカーの商品力であり、パッケージ住宅なのだろう。
 
住宅提供価格を下げてもっとお客様のニーズに応えたい、という気持ちがある反面、住宅価格を下げることは1件当たりのコストを下げないと総体的に会社体力の減少に繋がるから、単に価格を下げるというのは結局、お客様に迷惑をかけることになる。
 
ではパッケージ化し棟数を増やし、ロットを増やせばコストが下がるか、という仮説を立ててみても、1棟当たり120㎡の住宅では劇的にコストを下げようとすると10棟を100棟くらいにしないとそれほど驚くほどのコストダウンは難しいかもしれない。
(実際、100棟なんてやったことがないので仮説ではあるが)
 
また一気に棟数を増やす、売上げを増やすということが本当に”顧客満足”に関係があるか、ということもある。
 
お客様にとってみると、Robinの売上げが増えるより、クレームやメンテンスにちゃんと来てくれるかどうかのほうが大切ではないだろうか、とも思う。
少しコストがかかっても1棟、1棟、命をかけて建築することがRobinらしい、という気がする。
地力をつけながら少し背伸びをして、目の前の目標をクリアしつつ達成する。

急成長ならぬ”牛歩”成長、といえばカッコがつくが、結局能力がないわけだ。(←結論か?)
どちらにせよ、”ローコスト”は1社しか残らないだろう。
Robinはローコストでもなく、ハウスメーカーでも、地元工務店でもないという選択をするお客様に響く会社でありたいと思う。
 
ただ思うのは10年一昔ではなく、5年一昔であるということ。
ただ前例を探すのではなく、自分で考え、前例を作る会社になりたい、そんなことを思う今日この頃です。